プロレス時評

新日本プロレスの話題を中心にしたプロレスレビューブログです。

誰が内藤哲也を”制御”するのか?

制御不能はいつまで続く?

メキシコCMLLからロス・インゴベルナブレスを日本に持ち帰り、ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンを結成してから5年近くが経とうとしています。

EVIL、BUSHI、SANADA、高橋ヒロム、そして鷹木信悟とゆっくり”パレハ”を増やし続け、現在でも誰一人脱落することなく(結局J・リーサルってなんだった?)ユニットは継続しています。

会場でも、そして日常でもグッズの目撃率が高いロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン。

「人気」や「キャラクター」という部分に目が行きがちですが、ポーカーフェイスで淡々と試合をこなし、時にそれが殺伐として見える様に「新日本プロレス」を感じるファンもいることでしょう。

では、一体誰がこのロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンを、そしてその象徴である内藤哲也を”制御”するのでしょうか?

”完成された”内藤哲也の目線の先

「完成」という意味

2020年のドーム大会を通して、オカダ・カズチカから「完成された」という言葉を引き出した内藤哲也。

しかし「完成」という言葉には「伸びしろがもうないのでは?」という意味も見え隠れし、オカダ自身も「内藤がこれから何を見せていくのか」に注目していると各種インタビューで語っています。

では、内藤哲也に対峙していくレスラーは誰なのか。

オスプレイなのか、飯伏幸太なのか、棚橋弘至なのか、ジェイ・ホワイトなのか、鈴木みのるなのか…或いは他団体からの刺客なのか。

僕の個人的憶測としては、そういった外側の敵ではなく、やはりユニット内のレスラーに目線があるのではないでしょうか?

挑発

週刊プロレスの最新号(4月22日号)の記事の中に

誰かが抜けるのは、全然かまわないので。

という内藤哲也の言葉がありました。

もともとロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンは仲良しこよしのユニットではないことを公言している内藤哲也。

「競い合ってユニットの力を高めていく」という指針もあるでしょうが、やはりそこには”内藤少年”が描くプロレスもあるのでは?

同じ立ち位置に立っていた者同士の遺恨や、どろどろとした感情のぶつかり合い。

”内藤少年”が体験してきた新日本プロレスの”魅力”の一つを、内藤哲也が望んでいるのかも知れません。

となると、EVILやSANADAに期待する部分は大きくなってきますよね?

KENTAを超える者は現れるのか?

1.5のまさかの乱入劇から大阪城ホールのタイトルマッチへ。

賛否があったKENTAの行動ですが、タイトルマッチ後の内藤哲也はKENTAを称賛し、逆に他の新日本プロレスのレスラーを批判しました。

www.prowres-jihyo.com

僕はこの記事の中で

興行が盛り上がるためにフューチャーされるレスラーと、そうでないレスラーがいることは当たり前です。

しかし、バックステージでの内藤哲也の厳しい言葉は、そういう流れに甘んじるなという強いメッセージではないでしょうか。

このままでは、埋もれてしまって終わってしまうよ?というような。

と書きましたが、勿論これは同ユニットの”パレハ”たちにも向けられた言葉でしょう。

EVILとSANADA。

週刊プロレスにて

俺が新しい仲間をつれて来てもおもしろいかもな

と言い放ったEVIL。闇の世界から新たな悪を連れてくるのか?或いは彼自身の化身を連れて来るのか?

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そしてSANADA。

そのキャリアや能力からすれば間違いなく”チャンピオンクラス”の存在であろう彼が、このまま内藤哲也の影に居続けるとも思えない。

かつてケニー・オメガに指摘された彼の「欲のなさ」。

オカダ・カズチカからのライバル認定に関わらず、よくばりなSANADAをリング上で見てみたい。

誰が内藤哲也を"制御"するのか?

僕は「ロスインゴ崩壊しろ!」と言っているわけではありません。

ロスインゴに関わらず、ユニット内の「内部からの突き上げ」の魅力は、プロレスの醍醐味といっても良いからです。

興行再開はいつになるのか不明ですが、詰まったスケジュールを補うスピーディーな展開になることも考えられます。そういった中で、ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンの象徴である内藤哲也に「待った」をかける存在は現れるのでしょうか?