隣の芝生は青い。まぶしいほどに青々としている、うらやましい。正確には、僕の見ている芝生は青ではなく、緑、そうプロレスリング・ノアのことです。
この記事の結論から言うと、新日本プロレスからプロレスリング・ノアへと武者修行にいった大岩選手は、結果、「大正解だった」ということです。その理由を簡潔に記します。
大岩陵平の国内武者修行が正解だった理由
シンプルで丁寧なストーリー
清宮選手と結託し、幾多の困難を乗り越え、そして少しのすれ違いから、決別。
わかりやすい。
どシンプルなストーリーですが、だがこれで良い。このくらいシンプルなストーリーの方がスっと入ってくるんです。パートナーは清宮選手で、そしてこれから対峙する相手も清宮選手。実質ノアのトップ選手とのストーリーが武者修行のメニューになっているなんて、かなり贅沢ですよね？修行じゃなくね？ｗ
海外の団体に言ってわけのわからないキャラクターを与えられるよりも、よっぽど良い。そもそも、海外へ行くこと自体、昔ほどプレミア感はなくなってきましたよね？
SNS時代の海外武者修行
情報あふれるこの時代、SNSを開けばどんな情報も容易に手に入ってしまいます。海外武者修行に出た選手の動向を追うなんて簡単。ゆえに、海外から凱旋帰国をしてもそれほどサプライズはありません。今回、大岩選手の国内武者修行は大正解で大成功。良質なストーリーに組み込まれ、そして説得力のある体とプロレスも相まって、国内にいながらも別人のような選手へと進化している大岩選手。これが本当の意味で「変わる」ってことなんじゃないですかね？少し大げさな解釈をすると、ノアの選手たちも大岩選手を盛り上げようとしてくれている気がします。ノアに行って正解でしたね。
大岩陵平から目が離せない
リング上で清宮選手から決別し、ジェイク選手の誘いをも蹴った大岩選手。バレットクラブと若き日のジェイ・ホワイトにも同じようなシーンがあったことを思い出す。もしかしてジェイク選手と内藤選手のシングルマッチのキーマンは大岩選手なのかも知れません。
最近、新日本プロレスでやるべきことが、他団体に持っていかれている感じがする。新日本プロレスはトレンドセッターではなくなってしまったのか。業界の盟主ではなくなってしまったのか。大岩選手が帰ってこず、ノアに入団するようなことがあったとしたら…。
兎に角、大岩選手の活躍は新日本プロレスファンの僕としてもうれしい限り。彼の成功を参考にして、国内武者修行を直訴するヤングライオンが増えるかも知れませんね。
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