既定路線だったのか、あるいは急な変更だったのか。新日本プロレス6.9大阪城ホール大会のメインイベントはSUPER Jr.決勝戦に決まりました。AEW様のモクスリー様へのご配慮を優先するのではなく、今の興行の流れを優先した形となり、新日本プロレスの英断といっても良いですね。となると、ジュニアの選手たちはより一丸となり興行を盛り上げないといけませんし、そして6.9のメイン後にはさらなるサプライズが期待される形となりました。アリ選手が出てくるのか、或いは最近ちょっとおかしいリオ選手が出てくるのか。ジュニアへの期待感が膨らむけれど、世界ヘビーの扱いがどうなるのか、こちらはちょっと不安が残りますよね？
気になるHOTとファンの摩擦、一体誰が悪いのか？
奥の手があると信じたい世界ヘビー戦
HOTへの風当たりが強い。「もう介入やめて」「毎回だとつまらん」こういった声が多い。まだ関心があるうちは良い、しかしこれが無感覚状態になってしまったら、いよいよ危険信号が灯る時。要するに、介入自体にファンがなんとも思わなくなってしまったら終わりということです。最近のファンの皆様の言葉にはすでに「諦め」のような雰囲気も感じられます。大阪城でのモクスリー戦は、何か奥の手があると信じたい。HOTに、いや新日本プロレスにその部分を期待するしかない。
乱入、介入も別に良い。何よりも僕は嫌われ役を買うEVIL選手の貢献度にもかなり好感を持っている。しかし、もっとわかりやすい何かが欲しいのです。海外メディアでは既にモクスリー選手の次なる相手も噂されており、防衛の線が濃厚なのかも知れませんが、EVIL選手にはインパクトのある試合をして欲しいですね。僕は期待してます。
【高橋ヒロムの嘆き】懸念される観客動員数
八王子大会、観客の入りはシリーズの中では良かったらしいのですが、会場的にはまだ空席が目立ったとのこと。ヒロム選手が嘆く気持ちもわかります。しかし、観客動員については、新日本プロレスの今の興行の演出などにも問題があると思う。
まず、ワールドがあるので、基本家でも見れる。次に、会場の演出方法に関して新日本プロレスは基本地味。何が良いたいのかというと、異世界というか異空間的な演出が少なく、ライブ感を堪能できる度合いが低いのかも知れません。
「新日本プロレスは戦いの団体だ！派手な演出など要らん！何なら全員黒パンツでも良い！ストロングスタ…」
という方もいるかも知れませんが、他のエンタメ事業も、或いは同業他団体も、このサブすく時代全盛にある世の中だからこそライブの演出方法はかなりこだわっていると思う。別にスティングのように空から降ってきてなどと言いませんが、エントランスだけではない演出もあっても良いのでは。ジュニアにしてもヘビーにしても抜きんでた選手がいない今、他の部分でファンを引き付ける要素が欲しいですよね。
或いは、興行自体丸ごと変化を加えるとか。若手だけの興行でも良い、ユニットだけの興行でも良い。デスペラード選手の興行が注目を集めるのは、やはり現状のマンネリ感に飽き飽きしているファンが多いからなのかも知れません。
大阪城の主役が下半期の新日本プロレスを担う？
大方の予想では、モクスリー選手に内藤選手が対峙して、禁断の扉で再戦し、ベルトを奪い返し…みたいなこともあり得ますが、それでいいのか新日本プロレスという側面もある。そしてジュニア、本来ならばワト選手が中心にならなくてはいけない段階ですが、ケガは仕方ない。ヒロム選手、石森選手、デスペラード選手なのか？いや新たな刺激が欲しい。TJP選手は4敗？きついなぁ。
株価の指数で言えば今の新日本プロレスは低調なチャートを描いている最中かも知れませんが、見方を変えればあとは上がるしかないいわばおいしい状況です。自力で指数を上げにかかるのか、あるいはAEW勢が出てきて盛り上げるのか。
僕個人的に、大阪城ホールまでAEW勢が目立ってしまったら、ちょっと引くかも。
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