内藤哲也が脱落し、オカダ・カズチカが脱落し、そしてジェイ・ホワイトが脱落したニュージャパンカップ2021。
この三人に飯伏選手を加えた四人が新日本プロレスの「四強」という見方もありましたが、それは過去のものになってしまったようです。
ベスト4に残ったのは鷹木選手、EVIL選手、オスプレイ選手、そしてフィンレー選手。
この顔ぶれが残ると予想できたプロレスファンは多くないのかも知れません。
やはり一番の驚きはフィンレー選手の躍進でしょう。
タッグリーグ制覇、タッグベルト獲得、インパクトのタッグも獲得といった実績に加え、バックステージのコメントなどでも叫ぶように自分を誇示するようになりました。
家系的にはサラブレットのフィンレー選手でも、新日本プロレスでの駆け出しのころは結果の出ない日々が続きました。
それはタマ選手も同じで、血筋どうこう甘さを見せない部分も新日本プロレスの「厳しさ」なのでしょう。
ついに花開いたサラブレットの歓喜の影で、闇落ちしそうな選手もいる。
ヘナーレ選手です。
闇落ち寸前のヘナーレ
カウントダウンの始まりか
自分の努力が足りないという認識から、周囲が悪いという危うい精神状態に変わりつつあるヘナーレ選手。
試合を重ねるたびに異様なオーラが出始めてきました。
ニュージャパンカップの一回選で敗退したあと、「heartbroken」という言葉を吐いたヘナーレ選手と、「broken heart」という言葉をツイートしたオスプレイ選手。
上記の記事はその関連性を勘繰ったものですが、ヘナーレ選手のエンパイア入りの雰囲気も出てきました。
準決勝のオスプレイ選手に加勢するのか?
或いはオスプレイ選手が決勝に進んだ場合、お膳立てとして現れるのか?
その動向に注目が集まります。
本隊で負けん気を見せるヘナーレ選手よりも、若干闇落ちして来た今のヘナーレ選手の方に魅力を感じるのは僕だけでしょうか?
熾烈な外国人選手の覇権争い
ジェイ(28歳)、フィンレー(27歳)、ジュース(31歳)、ヘナーレ(28歳)
全員がヤングライオン出身と思いきや、ヘナーレ選手はいちレスラーとして新日本プロレスに入門しています(2016年)。
ジュース選手に関しては、WWE/NXT経験者ながら
ヤングライオンとしてリングに上がることで、ニュージャパンのファンが目をかけてくれる。リングに立つまでにどれだけ厳しい練習をやってきたか? どれだけ鍛えられているかを理解してくれてるからね。同じ、ニュージャパンで闘っても、ヤングライオンを通過しているのと、そうでないレスラーとでは、ファンも見る目が違うんだよ。
(ジュース・ロビンソン 新日本プロレス公式 2016年)
道場生活まで志願し、ヤングライオンとしての時期も味わっています。
フィンレー選手が殻を破りつつある今、ヘナーレ選手だけが取り残されてしまっている感じも否めません。
やはりヤングライオン経験者か否かで変わって来るものなのか?
このところベルト論争でも「生え抜きか否か」が話題になるなか、そういった視点での見方もプロレスを楽しむ一つかも知れません。
では、今後ヘナーレ選手はどうなっていくのでしょうか?
エンパイア入り?バレクラ?
まず、バレットクラブはない、というのが当ブログ的な見方です。
ジェイ選手にあれほど対抗心を持っているのならば、あえて組む必用はないからです。
鈴木軍っぽくもないし、ロスインゴっぽくもない。
では、やはりエンパイア入りが濃厚なのか?
1人のプロレスラーが覚醒する瞬間を見れることはプロレスの醍醐味です。
しかしながら、覚醒したように見えて全く芽が出ないこともあり得るのが、プロレスの現実的な側面です。
ヒールターンも秒読みのヘナーレ選手。
プロレスラーとして一世一代の大勝負が今始まろうとしています。
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