この記事は以前書いた
の続編記事と思って読んで頂いても構いません。
目を通されていない方は、お時間ある時にも読んで頂けると幸いです。
上記の記事を簡単にまとめると、
「マスター的存在」が多くて一体誰のいうことを聞いていいのかわからなくなっちゃうのでは?
ということです。
昨晩6日に高橋ヒロム選手からのワト選手及び諸先輩方へむけた発言も含め、上記の記事を補足する意味でこの記事を書いてみます。
マスター・ワトの周囲に様々な「マスター的存在」が多いだけではなく…
「主役は誰?」外道、TAKAみちのくを考える
プッシュする選手と、サポートする選手。
この関係性はプロレス界ではよく見る構図で、これ自体に関しては何も言うことはありません。
思い返せば、外道選手も、TAKAみちのく選手も、ひたすらオカダ・カズチカやザック・セイバーjrの「すごさ」をアピールしていました。
「金の雨が降る」
「ザックセイバー・タイム」
外道選手もTAKAみちのく選手もアメプロを熟知するスペシャリストです。
特に外道選手は現WWEのポール・ヘイマンをリスペクトしてるだけあり、選手のプッシュに関してはお手の物でしょう。
外道選手とTAKA選手、彼ら二人に共通するのは、
「既にすごいものをすごいと言っている」
ということ。
「お前ら?こいつがどれだけすげぇレスラーのかしらないのか?だったら教えてやるよ」
というスタイルです。
いわば、プッシュする選手の実力を当然のものとして信じ切っている。
かたや、今のワト選手とその先輩方の「サポート」という関係性をみると、
「サポートされないと駄目なレスラーなの?」
という印象を僕は感じ、外道選手とTAKA選手の手法とは大きく異なる気がしてしまうんです。
外道(TAKA):「オカダ(ザック)はすげえんだぞお前ら?わかんねぇのか?馬鹿か?」
諸先輩方:「今はまだ未知数だけど、きっとワトはガッチリ!…なぁ…お前ら…そう思う…よな?なぁ…コジ…」
やや大げさに書きましたが、この違いは意外とワト選手当人にとって大きいのでは?
生々しい社会の縮図
つまらないことを書いてしまうかも知れません。
あえて書かせて頂ければ、ファンは下げ⇒上げの展開はもう知っている状態です。
そういったことはエンターテイメントの定石でもあるので、特に気にはなりません。
今のワト選手に関する話題も、彼の興味を引く一環かも知れない。
興味を引いて、ひと花咲かす。
下げ⇒上げ。
これはこれで良い。
ただ今の状況は、最終的にレスラー個人の実力とかたずけられるプロレス界で、個人に対しあまりにもいろんな人が関わっているんだろうな、というのが透けて見えてしまっている状態。
透けて見えているのは良いのですが、ちょっと見え過ぎなのかなぁと。
サポートする発言が多ければ多いほど、ワト選手の魅力を逆に落としてしまっているような。
もしこれでワト選手が咲かず
「これがお前の実力だ!」
と言われバタン!と扉を閉められたら、なんか可哀そう。
プロレス以外でもこういったことって多々ありますけどね。
ヒロムちゃんワールドに飲み込まれる人々
このブログの序盤で引用した記事の中で、僕は
しかし、アドバイスをしてくる天山選手に
「うっさいんじゃボケ!何やねんお前!」
と言って強烈なケリをかますヤンチャなワト選手も見てみたい。
ということも書いていました。
めちゃくちゃなことを書いているようですが、案外こういうことも必要なのかも知れない。
昨日のヒロム選手の発言は、恩師内藤選手が自分にしてくれたことをワト選手に与えようとしているのは誰の眼にも明らかです。
ユニット間の問題もあるので、敵として戦いを通して、ワト選手に気づいて欲しいものがある。
「ヒロムかっけぇ…」
になる流れの中、僕はやはり天山選手の奮闘もみたい。
先輩から言われたことを『ハイハイハイハイ』聞いてるおまえには魅力を感じねえ。
新日本プロレスの「先輩」として、この発言にどんな「返し」を天山選手がするのかにも注目したい。
点で終わらせるのではなく、線にしていって欲しいですね。
ワト選手のみならず、先輩も挑発し、それをプロレスに昇華しようとするヒロム選手。
まさにヒロムちゃんワールドにワト選手もワト選手をサポートする諸先輩方全員が飲み込まれそうな中、誰がそこで「待った」をかけるのか。
やはり、誰もが予測のつかない行動をワト選手に期待したい。
≪END≫
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