進化するプロレスリング・ノア
サイバーエージェントの傘下になったニュースから時が経ち、今後の動向が気になるプロレスリング・ノア。
あくまでも経営部分でのバックアップというこの買収劇ですが、僕はこんなことを考えたりもします。
大資本を背景にしたノアに、もしクリス・ジェリコが参戦したらどうなってしまうのだろうか、と。
※この記事は「もし」という前提で書かれた記事なので、「本当に参戦する」などではありませんのでご注意を※
クリス・ジェリコという架け橋
海外プロレスファンに根付く四天王プロレスへの想い
僕は以前、海外メディア『voices of wrestling』のあるコラムから、このような記事を書きました。
記事中ではわずかにしか触れませんでしたが、コラムを書いた海外の著者は、四天王プロレスやその系譜を受け継ぐノアへの畏敬の念も語っていました。
そういったわずかな情報から四天王プロレスと海外ファンの結びつきを強調することは危ういとは思いますが、新日本プロレスのストロングスタイルのみが海外で通用する武器、ではないことも確かでしょう。
クリス・ジェリコというトリックスター
現在の団体同士の結びつきで言えば、AEWは新日本プロレスよりもDDTとの結びつきが強いことは誰の目にも明らかです。
東京ドームでAEW世界王者のベルトがお披露目されたこと、新日本のリングで「AEW」という言葉がコールされたことは大きな前進であり、水面下ではなんらかの進捗はあるかも知れない。
しかしながら、僕たちファンが可視できる範囲では、依然両団体のリレーションは確認できないことも事実です。
ケニー・オメガ戦で世界的な衝撃を残し、その後も新日本のリングで暴れまわったクリス・ジェリコ。
彼レベルのレスラーになれば、たとえ参戦する団体と自分とにヒストリーがなくとも、ストーリーを構築することは簡単でしょう。
もし彼が四天王プロレスの系譜を受け継ぐノアに参戦したら、四天王プロレスに陶酔した多くの海外ファンや、既存の国内のノアファンをディスりまくる姿が容易に想像できますよね。
それにブチ切れる普段温厚な潮崎豪や丸藤正道も見てみたい気も…。
そして最後にはスーパーノヴァ・清宮海斗との一騎打ち…。
まさに勧善懲悪の極みですね。
海外は契約社会、それはレスラーもしかり
団体を変えることは普通のこと
義理人情が通じず、契約によって物事が進む社会。
日本では「一つのところにとどまる」ということが美徳とされ、なかなか海外のそういった社会や考えに馴染めない方も多いはず。
「エルガン…おまえもか?」
とマイケル・エルガン、またはデイビーボーイ・スミス・ジュニアなどに思っても、それは契約によるものなので仕方ない。※前の団体に文句をいうのは賛同しかねますが※
レスラーはその契約内でプロレスをし、契約を延長するかどうかは本人や団体次第です。
AEWが生まれてからそういったフリーの状態でいろんな団体に参戦するレスラーが顕著になってきたので、今後もその流れは続くのかも知れません。
僕は一つの団体にとどまることで生まれるドラマも好きですし、団体を変えることによって生まれるシナジーをみることも好きです。
ただ、ある程度名の通ったレスラーでないかぎり、団体間をひょいひょい移動することはなかなか難しいことでもあるのですけどね。
サイバーエージェントは大きな資本を投下するのか
「もしNOAHにクリス・ジェリコが参戦したら」
これは別に
「もしNOAHにケニー・オメガが参戦したら」
「もしNOAHにジョン・モクスリーが参戦したら」
「もしNOAHにヤングバックスが参戦したら」
でも良いんです。
僕が言いたいことは、AEWに限らずそういった海外の大物にサイバーエージェントは大きな資本を投下するのか、ということ。
僕は日ごろ新日本プロレスを中心にみていますが、「他の団体が嫌」などは全くありません。
プロレスというジャンルが盛り上がる一環として、様々な団体が盛り上がっていくことは素晴らしいことです。
サイバーエージェントとノアの今後のシナジーにも注目していきたいですね。
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