プロレス時評

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オカダ・カズチカはアントニオ猪木のサイコロジーを乗り超えられるか

アントニオ猪木という壁

オカダ・カズチカはアントニオ猪木のサイコロジーを乗り超えられるか

 

札幌でのアントニオ猪木発言でプロレス界をざわつかせたオカダ・カズチカ。

様々な考察が飛び交う中、僕も週プロのアントニオ猪木のインタビューに目を通してみました。

率直な感想として、プロレス界の生ける伝説アントニオ猪木のサイコロジーはいまだ健在という印象を持ちました。

オカダ・カズチカは今、とてつもなく大きな壁に対峙しているのかも知れません。

あいまいな興味

「あんまり試合みたことない」

今現在はプロレス自体から遠ざかっているというアントニオ猪木。

正直いって、あんまり試合みたことないんだよ。彼の。名前はよく聞くけどね。
(引用:週刊プロレス)

今や新日本プロレスのみならず、世界的なトップレスラーの一人であるオカダ・カズチカに対してのこの発言。

そしてまた

俺が東京プロレス(旗揚げ)の時なんか、全部が不十分でね。リングがフラフラだったり、バレンタインとの試合なんかビデオにも残ってない。だけど、その時の記録はなくても、それを見た人たちがいまだに語ってくれる。
(引用:週刊プロレス)

とも言いました。

過去最高の売り上げを更新する新日本プロレスの中で神試合を連発するオカダに対し、全部が不十分だった頃の試合のエピソードをぶつけてくるアントニオ猪木。

これはオカダ・カズチカへの皮肉というよりも、アントニオ猪木の中でオカダ・カズチカとのプロレスが始まっているからではないでしょうか?

 

昭和・平成・令和

こんな風にブログを書く僕も、アントニオ猪木の現役時代は知りません。

しかしながら、過去の映像は勿論のこと、アントニオ猪木がそこにいなくとも「他者によって再現されるアントニオ猪木のあまりの多さ」から、いかに影響力を持ったレスラーだったかということは容易に感じることができます。

新日本プロレスの象徴であったアントニオ猪木のパネルが道場から取り払われ、「ストロングスタイルの呪い」という言葉まで出た平成の新日本プロレス。

彼の意思を受け継いだ愛弟子が、新日本プロレスを飛び出し海外のリングで「キングオブストロングスタイル」と名乗る現状。

このまま脱ストロングスタイル路線でいくのかと思いきや、令和になってオカダ・カズチカから叫ばれたアントニオ猪木という名前。

こういった歴史的な流れを見てきたファンにとって、今回のオカダ・カズチカの猪木発言は非常に興味深いものですよね。

 

アントニオ猪木とオカダ・カズチカのプロレスがみたい

”プロレス”は続くのか

オカダ・カズチカに興味のあるようで眼中にもないような猪木の発言は、アントニオ猪木の世界観にオカダを引きずり込もうとする心理戦の合図ではないでしょうか。

まさにゴングが鳴ったとも言えるこのオカダ・カズチカとアントニオ猪木のストーリーに、一プロレスファンとして僕の希望をいうのならば「もっとプロレスして欲しい」が素直な言葉です。

決して血みどろの舌戦を期待しているわけではなく、アントニオ猪木と言う大きな大きな器に対し、オカダ・カズチカがどう自分を、そして今の新日本プロレスを主張するかがみたい。

若干空回り感のあった中邑真輔の猪木発言の時に比べ、現在のアントニオ猪木はオカダ・カズチカの出方をうかがっている状態です。

今後のオカダ・カズチカの発言に大いに注目が集まりますね。

棚橋弘至はどう出るのか?

かつて中邑真輔に対し、「ストロングスタイルの呪い」と言い放った棚橋弘至。

脱猪木の中心的存在として語られることの多い彼ですが、そういうことを取っ払ったうえで、棚橋弘至の出方も興味深い。

もしかすると、また違った形で「イデオロギー闘争」が始まったりして。

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