プロレス時評

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EVILは新日本プロレスの光になれるのか?【金の雨か闇の王か】

7月11日

 

タイトルの【金の雨か闇の王か】をパっとみするとなんだか闇金の王みたいな感じに見えますが、

金の雨=オカダ・カズチカ

闇の王=EVIL

というのは誰しもご理解のことでしょう。

この大阪城ホール大会には、同世代のエリートレスラーと非エリートレスラーがニュージャパンカップの決勝を戦うと言う素晴らしいドラマがあります。

しかし、社会的にも意義深い大会です。

パンデミックの影響で苦しむエンターテイメントというジャンルにとって、新日本プロレスは光になれるのか。

そう考えると、この大会を締めるのは…

 

やはり、オカダ・カズチカなのか?

僕はEVIL選手に勝って欲しいという理想がありますが、やはりこの重要な大会の締めはオカダ選手ではないか、という想像もしてしまいます…。

大事な場面には看板選手を。

それはセオリーと言えばセオリーですが、今回もそうなってしまう可能性も無きにしも非ずです。

エンターテイメントの復興をオカダ選手が叫ぶ。

これほど眩しい光はないでしょう。

そういったセオリーを新日本プロレスが壊しにかかってくるのかも注目です。

闇の王こそ光

様々なタイプの選手がいそうな新日本プロレスですが、キャラクター的に突き抜けた選手はあまりいないのが現状です。

一目みて「あ!この選手はこんな感じだ」と理解させるキャラクター、あまりいませんよね。

バレットクラブのリーダー、ジェイ・ホワイト選手もパっと見は若いイケメンレスラーです。

そんな中でEVIL選手。

怪しげなローブに身を包み、指から光を発し、大きな鎌を持ってリングイン。

一目で「こいつ…なんか…やべぇ」感が伝わってきますよね。

というか、EVIL選手くらいしかこういった突き抜けたキャラクターがいない。

闇の王という暗い深淵に沈みこんでいそうなニックネームですが、実は新日本プロレスで最もエンターテイメントの部分を出している選手でもある。

僕は今日の大会、EVIL選手が締めてもいいのかなと思っています。

 

新四強のスタートか?

オカダ・カズチカ、内藤哲也、飯伏幸太、ジェイ・ホワイト。

現在の四強と言われるこのレスラーたちに替わるレスラーは現れるのか?

オカダ・カズチカ、SANADA、EVIL、ジェイ・ホワイト。

仮に新たな四強がこのメンツだと想像するのならば、EVILはここでインパクトを残したいところです。

闘魂三銃士、新闘魂三銃士以降はこういった括りはあまり機能していないように見えますが、それだけ今の新日本プロレスが弱肉強食ということでしょう。

EVIL選手にとってオカダ・カズチカ選手も内藤哲也選手も大きな大きな壁に違いありません。

それゆえ、何をしでかすか分からない魅力がEVIL選手にはある。「何が何でも」を実践していますからね。

僕個人的にこういったソワソワする気持ちは久しぶりです。

凱旋帰国後初試合となるマスター・ワト選手にもまた違った意味でソワソワしていますけど。

試合開始は17時。

会場に行くファンの方は感染拡大に十分注意し、安全に興行を楽しんできて欲しいものです。

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