気になる日本武道館の第三試合
日本武道館での鷹木SANADA組vsEVIL高橋組の行方
レッスルキングダム15に向けて着々とカードが決まりつつあるようで決まらない現在。
12月11日の武道館大会を機に一気にカードは決まって来るでしょう。
すでに試合が決まっているレスラー、そしてタイトル保持者やタイトルに挑む可能性のあるワールドタッグリーグとスーパージュニアの決勝戦に挑む面々を除けば、ドーム大会のカードがノープランの選手も多いですよね?
そんな中、今年ニュージャパンカップと二冠を奪取したEVIL選手は、ベルトを内藤選手に奪われてからはそのインパクトは薄れつつあります。
それはG1ファイナリストの肩書きがありながら、また日常の風景へと溶け込んでしまったかのように見えるSANADA選手も同様です。
これから新日本プロレスのど真ん中に立つであろうこの二人のドームはどうなるのでしょうか?
ドームはSANADA vs EVILの再戦か?
鷹木SANADA組 vs EVIL高橋組
鷹木選手はNEVER無差別級王座であり、誰かがこのベルトに絡んでくる可能性はある。
現在そのベルトを狙っている急先鋒はコブ選手です。
そしてまた、前二冠王のEVIL選手が次の獲物にNEVER無差別級王座に挑戦することは考えにくい。
となると、この武道館でのタッグマッチから考えられることは何か?
それはEVIL選手のSANADA選手へのリベンジです。
EVIL選手からすれば、G1で苦杯をなめさせられたSANADA選手にリベンジし次のステップへの弾みとしたい。
EVIL選手としては何が何でもこのタッグマッチに勝利し、SANADA選手をシングルマッチへと引き釣り出したいのではないでしょうか?
では、この流れでシングルの再戦が実現したら、SANADA選手にメリットはあるのでしょうか?
オカダ・カズチカとの本格的なストーリーの始まり
極私的な見解ですが、2021年はオカダ&SANADAのライバルストーリーが本格化すると思っています。
この二冠問題にその二人を絡めないのも、IWGPヘビー級王座至上主義の二人のため、といっても過言ではないでしょう。
そこで、考えられるのは二つ。
- オカダ選手もSANADA選手もドームで苦杯をなめ、「逆転のオカダ&SANADA」で2021年を駆け抜けるか。
- 或いはどちらも勝利し、良い形で2021年に突入するか。
全ては11日の武道館大会での第三試合が鍵となることでしょう。
ストロングスタイルかエンタメか
今年はパンデミックの影響により、一年のストーリーを半年に詰め込まざるを得なかった新日本プロレス。
駆け足で展開が進んだ分、よりエンターテイメント性が際立った年でした。
映画のダイジェストを見ているような感覚です。
エンタメのWWE、スポーツライクな新日本、その両方をあわせ持つAEW。
WWEに関しては別ブランドのNXTが新日本プロレス化してきており、AEWにおいては他団体のスター選手や、マイク・タイソン、シャキール・オニールといった大物もどん欲に組み入れてきています。
プロレスに限らず、競合する者同士はどこかに「暗黙の差別化」があるものです。
同じことをやっているようで、ディティールが違う。
ストロングスタイルを走り続けてきたからこそ、海外の競合団体とはまた別の「売り」があった新日本プロレスですが、現在はストロングスタイルかエンタメか、この二つの間をさまよっているようにも見えます。
しかしながら、そういった国外需要にこだわりすぎると、「ストロングスタイル」は国内の他団体に持っていかれる可能性もある。
現にプロレスリング・ノアの戦いが注目を集めているのも、ノアの潮崎選手をプロレス大賞MVPに推す声が多いのも、その現れかも知れません。
今後新日本プロレスがどんなかじ取りをしていくのかにも注目ですね。
僕個人的にはストロングスタイルもエンタメもどっちに振れても良いのですが、中途半端は良くないのかなと思います。
≪END≫
↓タップにて応援して頂けると嬉しいです!他のブロガーさんも記事も読めます↓