プロレス時評

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英国の若き匠による”IWGP侵略”は始まるのか

ザック・セイバーJr.

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大阪城ホールにてバチバチの戦いを繰り広げたジョン・モクスリーと鈴木みのる。

次なる対戦相手として出てきたのは、ザック・セイバーJr.でした。

解説席も「え!ザックが!?」という衝撃に包まれ、ファンの中でも「ザックなんだ!」と新鮮な驚きを感じた方も多いはず。

ハードな戦いが続いていたIWGPUSヘビー級王座に、テクニック重視の英国の若き匠が挑戦する意外性。

既定路線感を良い意味で裏切る素晴らしいマッチメークです。

果たしてザック・セイバーJr.は、IWGPと名の付いたベルトを初めて掴むことが出来るのでしょうか?

英国の象徴として

英国三銃士 ザック・マーティー・オスプレイ

現在のイギリスのリングを代表するプロレスラー、ザック・セイバーJr. 、マーティー・スカル、そしてウィル・オスプレイ。

この三人は”英国三銃士”とも呼ばれています。

マーティーは4月にROHにてジェイ・ホワイトとのシングルマッチが決まり、ウィル・オスプレイに関してはザック・セイバーJr. からブリティッシュヘビー級のベルトを奪い、ヘビー級に転向宣言したばかり。

そしてザック・セイバーJr.

決して厚みのある体ではないながらも、そのレスリングテクニックにてオンリーワンのプロレスを創造し、英国の若き匠という異名までついています。

ザックのテクニック、マーティーの上手さ、オスプレイの身体能力。

この三者三様の英国三銃士の中で唯一IWGPと名のつくベルト獲っていないのは、ザック・セイバーJr.です。

求められる結果

2018年のニュージャパンカップ制覇という勲章を除けば、シングル戦線では結果を残せていないザック・セイバーJr.。

試合内容は文句なしでも、結果だけがついてこない。

特にジェイ・ホワイトやオスプレイのような新日本のマットで活躍するガイジンレスラーたちには負けたくないでしょうし、頭一つ抜き出たオカダ・カズチカや、それを追随するSANADAやEVILと言った同世代のレスラーたちにも結果で存在感を示したいはず。

僕は、内藤哲也や飯伏幸太、或いは鷹木信悟といった人気も実績も申し分のないレスラーを除いた若い世代の熾烈な争いがみたい。

もしザック・セイバーJr.がIWGPUSヘビー級王座を奪取したら、そういった若い世代が大きく活性化するきっかけになるのではないでしょうか。

”IWGPの名がつくベルト”の価値をあげる存在

新しい刺激を新日本プロレスに

ジョン・モクスリーの契約期間がいつまではか定かではありませんが、僕は彼の”お披露目式”はもう終わったと思っています。

ゆえに、元WWEとかそういった目線ではなく、純粋にザックとの戦いを楽しみたい。

そしてまた、ザック・セイバーJr.に新しい刺激を新日本プロレスに与えて欲しいという気持ちもあります。

ザックが獲った場合、ある意味でライバル関係といっても良いSANADAや、元ノアで先輩レスラーでもあるKENTAとのタイトルマッチになども期待してしまいます。

そしてもしジョン・モクスリーがザックに敗れることがあっても、それはモクスリーが新たなフェーズへと向かっていくことを意味するかも知れません。

それはインターコンチ、もしくわIWGPヘビーのどちらかでしょう。

(…或いは契約終了?)

英国の若き匠による”IWGP侵略”は始まるのか

次はIWGPの名がつくベルトが欲しい。まずはUSヘビーのベルトを狙ってやろうか。
(引用:新日本プロレス公式サイト)

ザック・セイバーJr.のこの言葉は、英国の若き匠による”IWGP侵略”の始まりなのか。

様々なスタイルが交錯する新日本プロレスのリング上でも、特に異彩を放つ彼のスタイルがIWGPの名がつくベルトを巻けば、IWGP自体にも新たな魅力が加わることでしょう。

ザック・セイバーJr.、2020年は彼からも目が離せない年になりそうです。