新日本プロレスのトレンドセッター、グレート-O-カーン。
強さとキャラクター性を兼ね備え、今一番プロレスを謳歌している選手でもある。
そんな-O-カーン選手からこんなツイートが。
ふつ〜にレスラーが着ただけのグッズの広告画像に意味あるか?
— グレート-O-カーン👑11/6 大阪大会 KOPWタイトル戦 (@Great_O_Khan) 2021年11月3日
モデルにシャレた着こなしをさせて、
「街でも着れる」イメージをつけなければプロレスの世間への広報にならん👑
プロレス好きでないからこその視点↓https://t.co/oUyGWRKvcu pic.twitter.com/isiLO76v5w
いちプロレスファンとして、このツイートは納得しかない。
その理由を書きたいと思う。
-O-カーンとプロレスグッズ
内藤哲也
内藤選手のことを引き合いに出すと-O-カーン選手は怒るかも知れない。
でも、僕は過去にこんな記事を書いています。
ロスインゴのグッズって街でめっちゃ見かけるんです。
その理由は、「Los ingobernables de Japón」って何書いてるかわかんないからではないか?
選手の名前や特徴的なフレーズがグッズに入っていると会場外だとちょっと恥ずかしい。
でも「Los ingobernables de Japón」って何かオシャレなんです。
この書体、バンドTっぽいし、可愛くもある。
だから街でも着やすいんですよね。
ロスインゴのグッズの売れ行きは、そういった「街着」にも出来る部分にもあるのでしょう。
今回-O-カーン選手が言う「街でも着れる」というのは、グッズの売り上げのことも考えたまさに金言だと思います。
しかし、グッズ自体の着やすさではなく、「グッズをどう着やすく見せるかが重要」これがロスインゴグッズと-O-カーン選手の考えの決定的な違いです。
モデルを起用する意味
プロレスグッズに限らず、どんなアパレルブランドもモデルを使って撮影をしています。
なぜか?
良く見える、いや映えるからです。
こんな会話耳にしませんか?
「あんな服モデルが着るからよく見えるだけだ、普通の人には似合わないでしょ」
とか。
確かにその通りです。
何でもない無地のTシャツがカッコ良く見えるのは、モデルがカッコイイからでしょう。
でも、モデルを起用するのは「イメージ」の問題です。
パっとみてカッコいいかどうかが大事なのです。
これ、すごく重要。
何百とあるファッション誌のそれぞれに何百というページがあり、読者はパラパラとページをめくります。
その1ページ0.何秒の世界で「カッコいい」と心を掴むためには、それ相応の「映え」が必用なんですよね。
逆にクソダサいページを作ってもインパクトがあるかも知れませんが、それは購買力につながる興味ではなく、単なる面白さへの興味でしかありません。
ファッション誌に限らず、インターネットの世界でも街中でもそう。
世の中は広告に溢れかえっており、一瞬で人々の心を掴むには、「映え」が必用なんです。
しかし、ここでこんな意見を持つ人もいるでしょう。
「プロレスグッズの一番のモデルはレスラーだからモデルなんかよりもレスラーの方が良いじゃん?」
と。
最後にこれについての見解を書いて終わりにします。
プロレスグッズの最高のモデルはレスラーなの?
確かに、プロレスグッズの最高のモデルはプロレスラーなのかも知れない。
しかし、対世間を考えて見て欲しい。
プロレスに興味のない人にとってはレスラーは筋肉ムキムキの人でしかない。
しかし、モデルがグッズを着れば、プロレスファン以外の層へリーチ出来る可能性が広がるのです。
何このモデルかっこいい
え、着てるのプロレスのグッズなの?
でもこのモデルの感じだと俺にも着れそう
-O-カーンって選手のグッズなんだ
新日本プロレスの選手なのね
YouTubeで彼の試合の映像見てみようかな
やや大げさな書き方をしましたが、購買意欲の側面のみならず、こんな風にプロレスへの導線にもなる「かも」知れないんです。
レスラーが着るグッズも勿論カッコいい。
「でもそれだけではプロレス村以外にはリーチ出来ませんよ?」
-O-カーン選手はこのようなことを言いたいのではないでしょうか。納得っす。
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