EVIL選手が何かすると、SNSが荒れる。
この「荒れる」という時点で、既にEVIL選手の手の平の上にあがってしまっているようなものであり、EVIL選手の術中の中。
と、綺麗にまとめたところで、そんなことを書きたいのではありません。
ロスインゴを離れ、バレットクラブに加入したEVIL選手。
個人的な意見を言うのならば、ロスインゴ時代の寡黙なキャラクターよりも、今の方が輝いて見える。
そして楽しそうにも見える。
彼が何をするしない以前に、「まずそういった活き活きとしたEVIL選手を楽しみませんか」、ということを書きたいのです。
変化した立ち位置とその覚悟
解き放たれたEVIL
アメリカから凱旋帰国した時から、ワタナベではなくEVIL=悪というリングネームです。
つまり、本人的にはヒールとしてバリバリにやっていこうという気持ちだったのではないか?
しかし、ロスインゴは次第にヒールからダークヒールユニットになり、いつの間にかヒーロー集団のような捉え方も出来るにようになりました。
なのに、EVIL=悪。
EVIL選手の中にも理想と現実のギャップが次第に生じていたのかも知れません。
バレットクラブ入りしてから、ダーティーファイトが続きブーイングを浴びまくるEVIL選手ですが、そのブーイングすら楽しんでいるように見える。
ロスインゴ時代のEVIL選手も良かった、しかしバレクラ入りして解き放たれた感のあるEVIL選手からは、充実感が伝わってくる。
逆にそういう充実感がまったく伝わって来ない選手もいますよね?
エンターテイメントを超えて
僕のプロレスの見方の一つとして、タイトル戦線に絡んでいない時の選手の様子に注目する時がある。
要するに、タイトルに絡むと急に饒舌になったり、元気になったりするレスラーがいるが、何もないとただ淡々とプロレスをしているだけに見えるレスラーもいるのです。
僕はそういうレスラーを見ると、「本当にやりたいことが出来ているのだろうか?」と思えてしまう。
逆にどんな時でもアピールを欠かさない、例えばジェイ・ホワイトのようなレスラーを見ているとプロレスに掛ける熱い気持ちが伝わってくる。
それは今のEVIL選手にも言えます。
確かに、反則介入を嫌いなファンがEVIL選手に文句を言いたい気持ちもわかる。
がしかし、以前のEVIL選手よりも輝いているのではないか?
試合が終わってもノーコメントのEVIL選手よりも、饒舌なEVIL選手は楽しそう。
プロレスはエンターテイメントです。
しかしながら、そこにはリアルな感情も見え隠れします。
今のEVIL選手を見ていると、大きな覚悟が自信に変わり、充実感がみなぎっているように感じるのは僕だけでしょうか。
ファンの支持も大事、しかしレスラー個人の充実感も大事なのかなと思う今日この頃です。
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