ロスインゴのファンの方ならご存じの方も多いと思いますが、creepsvilleとはフォント=活字のことです。
creepsville=気味の悪い街
と翻訳されるように、どこかおどろおどろしい雰囲気がありますよね。
本家CMLLのロスインゴの初期の方はもっと丸みを帯びたロゴでしたが、現在のロスインゴのグッズ=このフォントという印象があります。
ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンは一人一人が素晴らしい。だからグッズも人気がある。
でも、そのグッズブームの影の立役者は、意外とこのcreepsville=フォントにもあるんじゃないですかね?
※注意※Los Ingobernables de Japónのde Japónの部分はcreepsvilleではなく異なるフォントです※
creepsville
内藤哲也がハポン結成前の一匹狼時代。
内藤選手がcreepsvilleで「INGOBERNABLES」と書かれたキャップを被って現れた時
「あれ何!?読めないけどかっこいい!」
と思ったファンは多いはずです。
まず、プロレスのコスチュームにキャップって発想がないですよね。ハットはありましたけど、キャップはなかった。
そのキャップにあまりなじみのないおどろおどろしいフォントでなんか知らない言葉が書かれてる…
内藤哲也の一匹狼感と相まって、妙な魅力がありましたよね。
ユニットを象徴するフォント
これはバレットクラブにもそっくりそのまま言えることなんですが、ユニットの雰囲気とそのマーク或いはフォントががっちりハマると、いろんな意味で強いですよね。
まず、他のユニットのグッズと差別化できる。
次に、いろんなグッズに応用できる。
そして、ユニット内の調和・統一感が演出できる。
これはよく言われることですが、日本人はコレクター癖が強い性格(らしい)です。いわば収集癖です。
全てのファンがそうではないにせよ、「ロスインゴ全員コンプしたい」「バレットクラブファンだけどブレッドクラブ(小島選手)も欲しくなってきた!」って人もいるはずです。
こうなると商品もどんどん売れて行きますよね。
制御不能とのマッチング
メキシコから帰国当初、リング内外でダラダラとし、何を考えているかわからないの雰囲気の内藤哲也。
ちょっと前にも書きましたけど、このcreepsvilleのおどろおどろしい感じと、不気味な内藤哲也の印象がマッチしてました。
リング内外での立ち振る舞い、それに付随した一貫性のある言葉、そしてコスチューム。
この三つが内藤哲也に完全にパッケージングされて、一個の存在として際立ってました。
「これ何か始まっちゃうんじゃないの?」
的な期待感の一つに、このcreepsvilleが醸し出す雰囲気は必要不可欠だったと思います。
ただ、まさかここまでブレイクするとは思っていませんでしたけどね。
グッズ売り上げナンバー1
闘魂ショップをみても常に売上の上位に食い込むロス・インゴのグッズたち。
今はそれぞれのメンバーがそれぞれの色を出し、様々なグッズを販売しています。
でも、選手個々の個性が強い制御不能な彼らの統一感を支えているのは、もちろん
creepsville、こいつでしょう。
もしこれが違うフォントだったら、ロスインゴ=制御不能の印象は大分違っているはずです。
例えば…
こざっぱりした印象。制御不能っぽくない。
ロスインゴ全員着ぐるみを着てセサミストリートっぽくなりそう。
これは…最先端の素材とか開発してそうです。サンフランシスコとかに本社がありそうですね。社長はTシャツにデニムでニューバランス。
こうやってフォントを並べてみると、やはりcreepsvilleのあの書体の雰囲気でなければ、制御不能感は出ないのかも知れません。
次に生まれるブームは何だろう?
新日本本隊、ケイオス、バレットクラブ、鈴木軍、ユナイテッド・エンパイア、そしてロス・インゴベルナブレスデハポン。
大きくこの六つのユニットがしのぎを削る新日本プロレス。
それぞれのユニットでどんなグッズを作るのか?そしてその時はどんなデザインやフォントでファンを楽しませるのか。
こういったこともプロレス楽しみ方の一つかも知れませんね。
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