G1クライマックスBブロックを全勝で突っ走るオカダ・カズチカ。
一体誰がこの男を止めるのか?
14日に行われたタマ・トンガとの公式戦も下馬評はオカダ選手優勢でした。
しかし、勝ったのはタマ・トンガ。
この勝利は大どんでん返しではなく、必然の勝利だったかも知れません。
待ちわびたブラディ・サンデー
感動的な一撃
試合の終盤でおもむろに放ったブラディ・サンデー。
言わずもがな、バレットクラブの初代リーダー、プリンス・デヴィット選手の必殺技です。
これまで歴代のリーダーたちがその「血」を絶やすまいとここぞというところで使ってきたブラディ・サンデー。
しかし、デヴィット選手とバレットクラブの創成期を共にしたタマ選手が放つブラディ・サンデーにはグッとくるものがある。
創設メンバーの意地
定期的に起きるリーダー交代、内紛、離脱、そして他団体にいるTHE ELITE=バレットクラブたちとの戦い…
バレットクラブ創設メンバーとして、そしてプラットフォーマーとして歯がゆい時期を誰よりも多く過ごしてきたのがタマ選手です。
そんな彼が仕掛けたブラディ・サンデーには、創設メンバーとしての意地を感じた気がしました。
デヴィット選手はオカダ選手に勝てなかった。
しかし、タマ選手は勝った。
成熟した一人のシングルプレーヤーとしてタマ選手が完成した瞬間かも知れません。
身にまとったオーラはどこに向かうのか?
リング上でオカダ選手と対峙した時、タマ選手は小さく見えなかった。
10センチほど身長差はあるものの、全くそれを感じなかった。
もう裸足にターザンのようなコスチュームのタマ選手はいないのです。
コスチュームの上半身を脱ぎ、鎧のような肉体を持つタマ選手。
髪も借り上げ、凛としたその姿にオーラすら感じます。
G1の優勝は流石に厳しい、しかし、今後シングルプレーヤーとして大きく飛躍するのではないでしょうか。
待ちわびたブラディ・サンデー。
海の向こうのデヴィット選手も喜んでいるのではないでしょうか?
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