2月28日の大阪城大会でEVIL選手を破り、IWGP戦線へ復帰することを宣言したオカダ選手。
一年前は「IWGPに興味がなくなった」という発言をし、KOPWの新設などIWGP以外の部分で存在感を放ってきました。
元二冠王EVIL選手にレインメーカーで完勝し、ニュージャパンカップ制覇まで宣言したオカダ選手でしたが、試合後の言葉をめぐってモヤモヤしているプロレスファンも散見されます。
「二冠」そして「反則介入」に対する「つまらない」という言葉。
この記事ではその発言を受け、プロレスとは何か、推しとは何か、どうすれば楽しめるのか、を考えてみたい。
【プロレスは主張がぶつかり合う世界】それぞれの価値観を楽しもう
「つまらない二冠」とは?「クソつまらない反則介入」とは?
昨日の大阪城ホール大会でのオカダ選手の締めの言葉。
オカダ選手のマイクに対し大きな拍手で応答するファンの方々。
しかし
「俺は、皆の気持ちわかってるよ、二冠戦つまんねぇなって」
と言った時、拍手の大きさはややトーンダウンしました。
つまり、オカダ選手のIWGP戦線への復帰は嬉しいが、二冠戦はつまらないということに関して同意できないファンもいる、といいうことです。
もっと言えば、オカダ選手に「クソつまらない」と言われたバレットクラブの戦いにおいても、その「クソつまらない」に同意できないファンもいることでしょう。
何を言いたいのかというと、選手それぞれに考えがあり、ファンそれぞれの想いもあるということ。
誰かが輝く時は誰かが輝けないし、良いと言われる試合があれば駄目だと言われる試合もある。
オカダ選手、内藤選手、飯伏選手、バレットクラブ。
それぞれの主義主張がぶつかり合うからプロレスは面白い。
昨日の発言でオカダ選手同様「スッキリ」したプロレスファンもいれば、「モヤモヤ」してしまったファンもいることでしょう。
しかし、プロレスとはそのスッキリとモヤモヤが常に入れ替わるジャンルです。
時に喜び、時に落胆する。
ファンの感情をここまで揺さぶることが出来るのは、「プロレスの凄さ」或いは「魅力」と言っても過言ではないでしょう。
新日本プロレスから離れるのも有り。だけど…
プロレスについて客観的に書いてきましたが、それでも「このモヤモヤはどうにもならない」というファンの方もいるかも知れません。
そういう方は新日本プロレスから一旦距離を置いてみることも良いのかも。
或いは他の団体の見て、様々なプロレスの在り方を体験することも良いリフレッシュになるでしょう。
しかし、先ほども言いましたがプロレスとはそのスッキリとモヤモヤが常に入れ替わるジャンルです。
新日本プロレスから目を離した隙に、あなたの推しが輝きを取り戻している可能性もありますよね?
僕自身の経験をいうと、「ちょっと飽きてきたなぁ」と思い新日本プロレスから距離をとった時、不意に衝撃的な出来事が起きてそれを見逃してしまった経験があります。
まさに「チッ!」という感じでした。
やはりプロレスは見続けるからこそ面白いものなのです。
結論:推しの選手を推しまくろう
プロレスは現実と非現実が入り混じるジャンルです。
プッシュされたレスラーが良い試合をするわけでもないし、ベルトを持っていないレスラーの方が好試合をする場合もある。
顔が良いから人気が出るわけでもなく、身体能力があっても鳴かず飛ばずのレスラーもいる。
自分の推しが急に嫌われ者になる可能性もあるし、嫌いだったレスラーを急に好きになってしまう場合だってある。
このわちゃわちゃ感もプロレスの魅力なのです。
オカダ選手や棚橋選手といった正統派のレスラーが好きなファンもいるし、内藤選手や飯伏選手のような制御不能なレスラーのファンもいる。もちろんバレットクラブを好きなファンも大勢います。
一挙手一投足の展開に左右されず、自分の推しを信じて応援し続ければいつか「スッキリ」するタイミングが訪れる、それがプロレスです。
「モヤモヤ」が訪れても、個別の選手を責めたり誹謗中傷するのではなく、その「モヤモヤ」のエネルギーを推しを応援するパワーに変えることが出来れば、気持ちは落ち着くのではないでしょうか。
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