先日、高橋ヒロム選手からジュニアヘビー級の新弟子について言及がありました。
180センチ前後のヤングライオンの入門が続き、あの上村選手まで「105キロ」を目標に掲げ海外遠征に旅立ちました。
ジュニアどうすんの?生え抜きはもう生まれないの?
そんな風潮が見え隠れする中で、ヒロム選手の言葉には重みがありました。
とは言え、体重差で階級分けしない団体も多いことも現状です。
ここで階級分けにはどんな意味があるのかを再考してみましょう。
階級分けの意味
競技性
キング・オブ・スポーツの名の通り、新日本プロレスはスポーツライクなプロレスが売りの団体です。
他団体の選手、主に海外の選手が「新日本プロレスで通用するのか?」と言われるゆえんは、海外のエンターテイメント性溢れるプロレスとバチバチにシバキあう新日本プロレスとのスタイルの違いです。
モクスリー選手にもそういった声がありましたね。新日本でやれんのか?的な。
要するに、スポーツライク=競技性を重視するためには、公平性も大事になってきます。
ボクシングでヘビー級の選手とライト級の選手は試合しませんよね?
だからこそ体重で階級差をつくり、公平性の名のもとに戦うのです。
しかしながら、近年の新日本プロレスでは階級分けの定義が曖昧になっていることも事実です。
階級分けの形骸化?
ぶっちゃけ、今の新日本プロレスのヘビー級戦線は無差別級です。
100キロなくてもベルトに挑戦できる、それが当たり前になっている。
こうなってしまうと、ジュニアの選手でも「ヘビーに挑戦できる」という流れが出来てしまうんですよね。
いや、僕は面白い試合が見れたらなんだって良いんです。
例えばEVIL選手とヒロム選手の一戦は、体重の差よりも二人の歩んできた道のインパクトの方が大きかった。
ヘビーとジュニアというよりも、男と男の戦いといった雰囲気があり、素晴らしかった。
しかし、こんなシチュエーションは滅多になく、この二人だからこそ素晴らしい試合になったのでしょう。
要するに、特別な何かがあった上でヘビーとジュニアが対戦する分には「有り」なのかも知れません。
ジュニアの入門テストはいつ?
最近の新日本プロレスは大柄な選手と中間的な体格の選手ばかりです。
もっとバラエティがあっても良いと思う。
恰幅のある選手がいても良いし、超小柄な選手がいても良い。
いろんなユニットがあるように、いろんな体系の選手がいても良いのではないか?
それをプロレスへと昇華出来るか否かが、団体の腕の見せ所なんですから。
ジュニアの新弟子テストは開催されるのでしょうか?
個人的な願望を言うのならば、小柄で活きの良い選手を採用して欲しい。
180センチ近くのジュニア選手もカッコいいですが、「ジュニア」らしい体格の選手がみたいですね。
現実「ジュニア」らしい体格で有望な選手は他団体に全部持っていかれている感じがしたり…。
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