新日本プロレスのリングでも活躍したアダム・コールがWWEからフリーエージェントになりました。
コール選手の退団に関して「体格」についての言及も多い。
選手の大型化にシフト傾向にあると言われるWWE/NXTにおいて、小柄で細身のコール選手はメインロースター(RAWやスマックダウン)で活躍出来るのかと。
しかし、ここ数年の新日本プロレスに入門する選手たちも180cm前後の選手が殆どです。
新日本プロレスもまたひっそりと選手の大型化が進んでいたのかも知れません。
「ジュニアどうするの?」
という心配を持っているファンは多かったと思うし、僕自身ジュニア選手は他団体から補強する方向にシフトするのかなと思っていました。
そんな時に高橋ヒロムの「喝」とも言うべき声が出ましたね。
新日ジュニア再興
高橋ヒロムの金言
まずはヒロム選手の発言を。
俺はこの欠場期間、約半年、何を考えてプロレスを見てたと思う? ジュニアとは何なのか、ヘビー級とは何なのかを、真剣に考えて見てたよ。いち選手として見るんじゃなくて、ファンの気持ちになって、いちファンとして俺は、見てた
ふむふむ。
ファンの気持ちで新日本プロレスを見ていたと。
いろんなものが見えたでしょうね。
ジュニアとヘビー、違いが分かんねぇな。よくか悪くか、違いが分かんねぇな。でもコレってさぁ、ヤバいんじゃないの? 全てが曖昧だとさぁ、これから先、ジュニアをやりたいと思う人間がいなくなっちゃうんじゃないかって、すげぇ不安になったよ。
無差別級のタイトルがあるくらいですからね。
ヘビー級も体重の区切りが100キロなのに曖昧だし。
僕も「曖昧だなぁ」とは思ってました。
ジュニアとヘビー、何が違うと思う。頼みの綱の上村も、『105kgになって帰ってきたい』って言ってたし、デビューしたばっかのあの2人も、ジュニアなのかヘビーなのか分からないけど、どっちなんだろうなぁ。ただ今、この曖昧な状況でジュニアを選択してくれるかどうか、俺はそこが怖い。
確かに、結局みんなヘビー級になってしまいそうですよね?
ジュニアっぽいヤングライオンもいないし。
だったらさぁ、思いついちゃったんだよ。ジュニアによる、ジュニアのための、ジュニアの入門テストをやろうぜ。トレーナーはそうだなぁ……(※ビデオカメラを指差して)金丸さんがいいかなぁ? いや、いいんだ、いいんだ、コレを一人のファンの意見として聞くか、それとも、真剣に向き合って、そろそろ考えるべきなんじゃないのか、新日本プロレス。
ですよね?
「ジュニアどうでも良いの?」っていう気持ちになっちゃいますよね。
しかもトレーナーに金丸選手を指定しているところにも、ヒロム選手の金丸選手への信頼が伝わってくる。本気度とも言うべきか。
新日本プロレスはどう返答するのでしょうか?
高橋ヒロムに続く選手は現れるのか?
階級分けがあるからこそ、スポーツライクな戦いが映える、それが新日本プロレスです。
ヘビーはヘビー、ジュニアはジュニア、これが基本だったはず。
しかし、プロレスの世界は階級分けの観念がなくなり、ミクスドマッチなどジェンダーレス化も進んでいます。
時流を意識しながらも、伝統を守り抜くこと。
この伝統が崩れかかりそうな今、高橋ヒロム選手の提案に続くジュニアレスラーは現れるのか?
リング上だけではなく、リング外もあわただしくなりそうなジュニア戦線に注目ですね。
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