ブログを書いていると、時に
「こんなこと書いて良いのかな」
という危機察知能力が働く場合があります。
自分が良いと思っていることでも、他の人がどう思っているかは分からない。
この場合の「他の人」は、10人なのか、100人なのか、或いは1万人以上になってしまうのか、恐ろしく危険な時代だからです。
しかし、何の当たり障りのない文章を書いてもつまらない。
ある程度自分の考えを全面に出しつつも、越えてはならない線を意識しつつブログをかくことが平和なのかなと。
がしかし、誹謗中傷などを除いて、各々が素直に本音を発信することは「過度に責められるべきことではない」とも思っています。
【様式美と勝負論の間】プロレスの見方に答えはあるの?
あの件について
すでにご存じの方も多いかも知れませんが、プチ炎上のようになった「あの件」があります。
あるプロレスファンの方が永田選手とモクスリー選手戦に対して素直な「感想ツイート」をしたところ、それが永田選手に引用リツイートされた。
当然多くの人の目につくので、その「感想ツイート」に関して多くの審判が下される形となりました。
ツイートをされた方は永田選手を応援しており、敗戦のショックの勢いのまま「感想ツイート」をしてしまったらしい。
批判が多めですが、中には「いや、批判されるべきではない」という声も散見されます。
僕は思います、こういう時こそ「プロレスの見方って何?」を考えるチャンスなのかなと。
プロレスの見方って何?
プロレスの見方に答えはあるのか?
ありません。
例えば、プロレスを様式美で見る人もいれば、純粋に格闘技「的」な側面で勝負論にこだわる人もいる。
そのどちらに良い悪いはありません。
良い悪いはないけれど、様式美で見る人と勝負論で見る人の考え方がぶつかるのか当然のことです。
前者は「勝敗に関わらず素晴らしいプロレスだった」と感想を語り、後者は「負けは許されない、もっと奮闘してほしかった」と語るので、当然差異が発生する。
勝負論が強ければ、当然応援していない選手に対し良い感情は持てない。
今回の「感想ツイート」にはその部分が強く出過ぎてしまい、尚更選手本人からリツイート&謝罪されてしまったので、事が大きくなってしまった…。
もう一度言います、プロレスの見方は人それぞれです。
ここからは僕個人の意見ですが、プロレスという特殊なジャンルにおいて、様式美と勝負論、この双方を楽しめれば理想なのかなと。
「負けて悔しい、でも良い試合だった」
と。
飯伏幸太vsジェイ・ホワイト
例えば、僕は1.5でジェイ選手が飯伏選手に負けた時、言葉が出ないほどの悔しさを味わいました。
ここまでジェイ・ホワイトは報われないのか、と。
試合後に彼が
「sacrifice!sacrifice!sacrifice!(俺は生贄だ!)」
と叫んだ時、様式美を超えた彼の素の感情が伝わって来たような気がして、なんだか悲しくなったりもしました。
でも、そういった悔しい気持ちと同時に、
「相手が飯伏幸太という素晴らしい選手だったからこそ、これほど感情移入できたのかな」
とも思いました。
ジェイ選手は試合に負けた、でも飯伏選手と共に大きな感動を与えてくれたんだ、と。
様式美と勝負論、この双方を楽しむ。
理想論過ぎて反吐が出るかも知れませんが、あくまでも一個人の考え方です。
プロレス観を理解し合う
プロレスは深い。
純粋な格闘技とは違い、エンターテイメントの要素が大いに存在する。
ある意味自分たちもプロレスの一部になり、プロレスを楽しむと言っても過言ではないでしょう。
炎上した「感想ツイート」の件も、当人とリプを重ね「そういうことだったんですね」と理解しあっている方々も散見されます。
大事なのは、言い過ぎてしまったり、誤解をしてしまうことがあっても、わかり合うこと。
しかしながら、今回のようにレスラー本人=インフルエンスの能力が高い人物が登場すると、一気に事が大きくなったりする時代です。
僕は完全に部外者ですが、ブログで情報発信する身として、今回の件は色々と考えさせられました。
理想論ばかり語ってしまいましたが、様々なプロレス観を理解し、穏やかにプロレスを楽しみたいものですね。
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