国内外を問わず、有名選手の移籍ニュースに心を躍らせるファンは多いと思う。
直近で言えばWWEを退団したアンドラーデ/ソンブラ選手や、他団体参戦とWWE残留という微妙な立ち位置にいるダニエル・ブライアン選手に注目が集まっています。
あらゆる団体から選手が移籍してくる新日本プロレスもまた過去何度も選手の流出を経験しており、その度に複雑な背景があったことは間違いありません。
そんな中あるYouTube動画で非常に興味深いものがあったので、今回の記事ではそれを取り上げてみます。
それは飯伏選手とケニー・オメガ選手の移籍に関する背景を扱った動画です。
【二人の天才】飯伏幸太とケニー・オメガ
『米田&ボールのスリーカウントは叩かせない!』
上記の動画で、プロレスリングFREEDOMS代表の佐々木貴選手がMCを務めるトークに現れた高木三四郎選手。
飯伏選手やケニー選手のDDT入団から移籍に至るまでざっくばらんに語っています。
いろんなところでこの二選手のストーリーは語られていますが、この動画はプロレスのライトファンの方にもスっと入ってくる内容になっているのでおすすめです。
僕がこの動画を見て思った感想は、高木三四郎選手の「器量の大きさ」です。
飯伏幸太と連絡を取らない理由
動画を見る限りでは、高木三四郎選手から飯伏選手の移籍にも、ケニー選手の移籍にも妙な「恨み節」のようなものは一切感じません。
寧ろ前に進もうという選手を後押しする姿勢がすごく伝わってくる。
特に素晴らしいと思ったのが、飯伏選手が完全に新日本プロレスに移籍したあとの対応です。
「(飯伏には)よっぽどの覚悟があったと思う」
「(飯伏には)今までの全てを断ち切って新日本で頂点にたってやろうというのがあった」
そういった覚悟を感じるからこそ
「(飯伏に)連絡するのはやめよう」
と決めた高木三四郎選手。
元所属レスラーといえども、一選手として飯伏選手をリスペクトしている姿勢が伝わってくる。
団体を離れても接点を持ち続けるのもありですが、遠くから成長を見守ることもまた「愛」です。
飯伏選手と高木三四郎選手に強固な絆があることを実感した次第です。
変化を求める姿勢
飯伏選手が新日本プロレスと二団体所属になった当時、ケニー選手も二団体所属を希望したらしい。
「そんな簡単じゃないよ」
とケニー選手に話した高木三四郎選手ですが、ケニー選手はそれでもくらいつく。
ここでケニー選手の移籍を新日本プロレスの菅林社長に提案するのがすごい。
普通なら飯伏選手が半分新日本にいる状態でケニー選手まで新日本に出せないですよね?
器がデカいw
この時の心境を高木三四郎選手、いや高木大社長は
「マンネリが好きじゃない」
と言っています。
ようするに、自身もプロレスラーとしてマンネリを抱える時期があり、それを解消するためには他の団体に出たりすることも必用だ、ということ。
そういった考え方が出来るからこそ、ケニー選手の進路に対しても理解出来る部分があったとのことです。
素晴らしい。
勿論スター選手の移籍なので、ファンには見えない部分で団体として苦労はあったと思います。
それでも苦労話を一切せず、ポジティブなベクトルで飯伏選手とケニー選手を話す高木大社長の人間性に感服しました。
プロレスラーのYouTubeコンテンツは恨み節やネガティブな暴露話のようなものが多い中、ポジティブな高木大社長の人間的な魅力を存分に確認できた素晴らしい動画でした。
ある意味この高木大社長の器の大きさが無ければ、飯伏選手もケニー選手もここまでの選手にはなっていなかったのかも知れません。
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