棚橋弘至からNEVER無差別級王座を奪取し、見事四冠(通算)を達成したジェイ・ホワイト。
昨今は勝負所で敗戦してしまうことも多く、久しぶりに「結果」を掴むことが出来ました。
IWGP USヘビー級王座
IWGPヘビー級王座
IWGPインターコンチネンタル王座
そして
NEVER無差別級王座
まだ28歳ながら短期間で全てを手中に収めたことは驚愕に値します。
しかし、話をひっくり返してしまうようですが、ベルトがあろうとなかろうとジェイ選手は魅力的な選手です。
こんな素晴らしい20代の選手が新日本プロレスにいること自体、奇跡なのかなと。
プロレスへの情熱と素晴らしい献身性
sacrifice
1月5日の東京ドーム、対飯伏戦に敗れたジェイ選手は、バックステージで憔悴しきった顔で新日本プロレスに対する不満を吐露しました。
その中で印象的だったのは
「sacrifice=いけにえ、捧げられた」
という言葉です。
「神」である飯伏選手に絡めて発した言葉なのか、かなりきわどい表現だったことは間違いありません。
「俺の時代なんてなかった」
という言葉も飛び出し、これはプロレスなのか、それとも退団してしまうのかと不安になったファンも多いことでしょう。
その後ファンの間では連日ジェイ選手の話題で溢れ、その去就はある種のバズになっていました。
僕自身も「退団なのかな」と不安になっていた1人ですが、それと同時にこれほどまでにファンから必用とされている選手なんだと再確認出来、嬉しい気持ちになったことも覚えています。
ジェイ選手のプロレスに対する献身性は多くの人に伝わっているんだなと。
常に全力な姿勢
ジェイ選手からは「気が抜けた瞬間」を感じたことがない。
バレットクラブのリーダーとしてIWGP戦線が主戦場が当たり前なのに、NEVER戦線においても全力でぶつかっていくジェイ選手。
しかも、「四冠を目指す」というポジティブなテーマを自ら作るその姿勢。
これ、上司に好かれるタイプですw
どんな仕事でも「やらされている」のではなく「やってやる」という姿勢は、周囲にもいい影響を及ぼします。
与えられた役割に
「こんなん自分がやることじゃない」
と不貞腐れている人って、巡り巡って結果的にその人が損してしまうと思うんですよね。
その点、ベルトの格に頼らず自らテーマを生み出し戦っていくジェイ選手はすばらしい。
こういう彼の姿勢が応援したくなってしまうんですよね。
KING SWITCH ERA
確かに、NEVER戦での勝ち方は棚橋選手ファンにとってショックだったのかも知れません。
ライガー氏もブチ切れていましたし。
僕個人的には、ヒールレスラーにクリーンファイトを求める風潮はどうなんだろう?という見解です。
ルール上反則は駄目です。
でもそれで成り立っている部分がある。
反則が駄目なら、矢野選手はKOPWをはく奪されてしまうでしょうw
しかし、NEVER戦線では反則介入のみならず、これまでにない新しいジェイ選手を見れるのではないか?
ビックネーム同士がしのぎを削る、いわばちょっと緊迫感のあるIWGP戦線とは別に、ヘビーやジュニア問わず自由度の高い戦いが出来るNEVER戦線。
今までこのNEVERのベルトは、男臭いゴツゴツしたレスラーが巻いてるというイメージが先行してたが、俺がチャンピオンになったからにはそのイメージをガラリと変えてやる。ベルトの進化が必要だ。激しい打撃技でぶつかり合う試合という過去のイメージをひっくり返し、俺のやり方で防衛ロードを築いていく。
(ジェイ・ホワイト 新日本プロレス公式)
フィンレー選手や田口選手など名前が挙がっていますが、ヘナーレ選手やジュニアの選手との戦いもみたい。
いつかヒロム選手とのシングルも見てみたいですね。
NEVERのイメージをガラリと変え進化させることが出来るのは、あらゆるプロレスにフィットできるジェイ・ホワイト以上の存在はいないでしょう。
ジェイ・ホワイトが切り開く未来に注目です。
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