飯伏選手と言えば、ケニー選手との蜜月関係がパっと頭に浮かぶ方も多いのではないでしょうか?
DDT時代の関係性、時を経て新日本プロレスでの関係性、そして現在。
時間の経過とともに仲が良かったり、悪かったり、また良くなったり、挑発し合ったりとプロレス界のお騒がせコンビのような一面もある。
AEW結成前、明らかに二人の関係はプロレス界のこれからを見せてくれるようなスケール感を醸し出していました。
ケニー選手はIWGPヘビー級王座だったし、飯伏選手もそれをサポートする立場だった。
しかし結局飯伏選手は「どこへも行かない」という発言をし、ケニー選手は
またいつか。
— Kenny Omega (@KennyOmegamanX) 2019年2月11日
頑張って。
という発言を残しました。
プロレスとは戦いのみならず、心理戦でもある。いわばサイコロジーです。
友情、愛情、遺恨、裏切り。
魑魅魍魎の世界とも言えますよね。
オスプレイ選手の攻撃を受け、飯伏選手の肩を借りて去っていったビー選手。
この状況は愛憎劇の始まりなのか、それとも?
IWGPに取り憑かれた男
「IWGP世界ヘビー級のベルトを巻くことは俺の宿命」
プロレスは俺の人生のすべてだ。IWGP世界ヘビー級のベルトを巻くことは俺の宿命だ。俺に必要なのはそのベルトだ……、何よりも……、誰よりも……
(ウィル・オスプレイ新日本プロレス公式)
もはや説明不要ですが、IWGPのためならパートナーさえも捨て去ることが出来る、というオスプレイ選手の強い意思が昨日の行動を引き起こしました。
非情でストイックな姿勢とも考えられるし、完全にIWGPにオスプレイが取り憑かれてしまっている、とも見ることができます。
完全に「モード」に入ったオスプレイ選手ほど怖いものはないでしょう。
僕個人的な見解では、IWGP世界ヘビー級王座は今現在の統一論のわちゃわちゃを経てオスプレイ選手の腰に巻かれるのではないか、と仮説を立てたこともあります。
今回の騒動を見るかぎり、さらに奥の手を使ってIWGPを掴みにかかる可能性もある。
飯伏選手は是非セコンドをつけて試合に望んだ方が良いのかも知れません。
マジレスかプロレスか
さて、昨日の出来事が「ことがことだった」だけに様々な意見が飛び交っています。
- この時代に女性軽視か?
- 女性にあんなことするのひどい
- スターダムに専念させるためのアングルでしょ、赤いベルトの選手権もあるし
- どうせこれもエンパイア側の作戦でしょ
- ブシロードグループ的な新日とダムのシナジーでしょ
- エンタメなんだから楽しもうよ
などなど。
プロレスとは個々人に見方があって良いし、正解か否かを競うものではありません。
選手に誹謗中傷はせず、いかに個人の考えを発信するか。
ある意味これもプロレスの一部とも言えるでしょう。
ただ、ベルト統一問題の真相を探り過ぎて、今までの二冠とか感動とか何だったの?と白けてしまったファンもいるのではないでしょうか?
真相=マジレスしちゃうとプロレスの面白さは一気になくなってしまう可能性もあるので、流れに身をゆだねつつ、楽しんでいきたいものです。
オスプレイは冷静なのか?
パートナーを切ってまでIWGPに執念を見せるオスプレイ選手。
果たして冷静な判断なのか、或いはIWGPに盲目になってしまっているのか。
状況によってはビー選手が飯伏選手側になる可能性もあるし、それが愛憎劇を生む可能性もある。
オスプレイ選手はその状況が生まれたら、果たして冷静でいられるのだろうか。
しかも、相手はプロレスの神様飯伏幸太です。
このわちゃわちゃした状況にまったく動じない可能性もあるのです。
今回の一連の騒動がエンパイア側のちょっとした仕掛けだとしたら、それだけでは神様には通じないかも知れない。
4月4日のIWGP世界ヘビー級選手権試合では、オスプレイ選手の「神様対策」にも注目したいですね。
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