現在メキシコ遠征への切符を掴もうと、猛アピールをし続けているヤングライオンの辻選手。
その辻選手とは対照的に、あまり海外遠征へのアピールをしない上村選手。
ゲイブ選手に関しては野毛道場に居ること自体が既に海外遠征なのかもしれない。
この三者三様のヤングライオンの下には、目視できる限り中島選手しかいません。
パンデミックの影響、ヤングライオンの不足。
理由がそれだけなのか否かわかりませんが、海外遠征には行きにくい状況が続いています。
この流れはまだまだ続いていくのでしょうか?
※野毛道場にいるヤングライオンのみで考察しています※
海外遠征かユニット所属か?
主力選手たちからヤングライオンへの動き
例えば、オーカーン選手と辻選手の絡み。
ザック選手とゲイブ選手の絡み。
一時期タイガーマスク選手との絡みがあった上村選手は、直接的なアクションこそないものの様々なユニットのレスラーやLAdojoの柴田選手にも注目されています。
ヤングライオンにとって、海外遠征ではなくユニット所属という方法もこの時勢では考えられますよね?
海外にいって、経験を積み、そして凱旋帰国する。
このサイクルはプロレスファンの醍醐味であり、レスラーとしての見せ場でもあるでしょう。
しかし、そればかりにこだわっていても、時勢が時勢なだけに何も進まない可能性もある。
世界的なパンデミックの状況が改善されていかない限り、ヤングライオンの在り方も変わっていくのかも知れません。
淡々とする上村優也
もっとも焦りが無いように見えるのが上村選手です。
それは「余裕」という言葉ではなく「自分の芯をしっかりと保っている」という意味です。
昨年高橋ヒロム選手から「ヤングライオン卒業」という太鼓判を押されたのが理由かわかりませんが、既にヤングライオンという次元で物を考えていない雰囲気さえあります。
前述した通り様々な先輩レスラーから称賛の声を浴びる上村選手への焦りや嫉妬が、辻選手を掻き立てるのでしょうか?
いつもそうだよな。口ではデカイことばかり言っていて、何ひとつ結果を残せない。これが、新日本に入ってから4年間の俺だ。結局俺は、新日本プロレスに、ヤングライオンという鎖でつながれたまま、その鎖を自力で切ることができなかったんだ。まあ、これが現実だよな。
(辻陽太 新日本プロレス公式)
昨日3月9日のニュージャパンカップ敗戦後の言葉です。
さらに
ただな、一つだけ言わせてほしい。俺はバカじゃない。去年、成田と海野が、何の成績も残さずに海外に旅だった。彼らは、もっと強くなりたいから海外に行かせてくれとお願いした結果、海外遠征に行った。だったら俺だって、そうやって会社にお願いしてメキシコに連れて行ってもらいたいところだが、あいつらとおんなじじゃ意味がない。俺はそう思うんだ。結果で、見してやる……
(辻陽太 新日本プロレス公式)
「あいつらとおんなじじゃ意味がない」
では「勝手に行く」ということなのでしょうか?
辻陽太はどこへ向かう?
「去年、成田と海野が、何の成績も残さずに海外に旅だった」
これは、これまでの殆どのヤングライオンに当てはまるのではないでしょうか。
オカダ選手も、ジェイ選手も、ワト選手も、何か特別な結果を残して海外遠征に行ったとは思えない。
しかしながら、強さを求め環境を変えるということは大切なことでもある。
メキシコへの武者修行を我慢できない辻選手と、海外遠征のことには触れない冷静な上村選手。
もしかすると既にここでイデオロギー闘争があるのかもしれません。
そして、上村! 俺がメキシコに行くんだったら、お前も一緒に行くだろ? 少しでも人数は多いほうがいいからな。お前の意見も聞きたい
(辻陽太 新日本プロレス公式)
3月7日のアイメッセ山梨での試合のあと、上村選手にこう投げかけた辻選手。
一方上村選手は
ああ、悔しいっすね。まさか、辻の丸め込みで負けるとは……。多分、彼は体重もあるんでガッチリ乗ったら、次の永田さんにも勝てるんじゃないですかね。いや! しかし悔しい! まだまだ、俺は1000レベルある、10000レベルあるうちの3レベルぐらいです。もっと強くなって出直してきます。ありがとうございました
(上村優也 新日本プロレス公式)
メキシコ遠征に関しては「特にありません」、ということでしょうか?
二人のヤングライオンの考え方の違いも今後注目していきたいですね。
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