再三にわたる内藤選手からの煽りに対し、ベルト統一への見解を示した飯伏選手。
ベルトに対する想い、なぜ統一したいのか、統一後はどんなプランを思い描いているのか。
短い動画ではありましたが、飯伏選手の考えは今まで以上に明確化されたのではないでしょうか。
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— njpwworld (@njpwworld) 2021年2月23日
2冠王者 飯伏幸太インタビュー‼️
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飯伏幸太🆚内藤哲也
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この統一に関する問題は、やや危険な香りが漂ってきた感じがします。
動画の最後で「ある疑問」を内藤選手に投げかけた飯伏選手。
「なるほど、そんな考え方も出来るんだ」
と僕は若干驚きました。
やはり神様は恐るべし。
統一か分断か封印か?ベルト問題の行方
飯伏幸太&内藤哲也の主張をまとめてみる
飯伏幸太の主張 ※要点だけかいつまんだ箇条書きです※
- 統一してもベルトの歴史は守る。それぞれの防衛回数は積み重ねられていくものにしたい。
- IC王座って機能してるの?去年何かあった?
- 内藤さんはベルトをバラバラにしたいのなら、なぜ去年何も行動しなかったの?
- IC王座の破壊行為をしたのに、なぜIC王座が欲しいの?
- ベルトを守りたいのは内藤さんではなく僕の方です。
- 憧れの橋本真也さんも中邑真輔さんもベルト(のデザイン)を変えてきた。僕も変えたい。進化させたい。
- IWGPは元々は世界的なベルト。統一したら日本を含めた世界にアピールしたい。今はそうなっていない。
- 内藤さん、統一嫌なんですか?ではベルト統一したらもう挑戦できなくなるのでは?
内藤哲也の主張 ※要点だけかいつまんだ箇条書きです※
- 新日本プロレスは神様推し。
- IC王座を封印したいわけじゃないよ?獲っても誰も挑戦してこないだろうからその時は自動的にIC王座は終わるでしょ?
- お互いの考えに納得する必要はないよね?
- ベルトをどう扱おうが何を提案しようがそれはチャンピオンの自由。
- 神様の統一プラン。二本のベルトが統一された場合、インターコンチネンタル王座はもちろん、IWGPヘビー級王座の歴史にも終止符が打たれるよね?
- 統一=二本の王座が一本になる。神様のこの新しい試みはいいと思う。いくつもいいことはあると思う。でもIWGPヘビー級王座に憧れを抱き、IWGPヘビー級王座を目指して新日本プロレスに入って、そして歩み続けた男の意見としては、神様の意見には賛成できない。
二人の主張はこれが全てではないかも知れませんが、だいたいこんな感じです。
- 統一されたら歴史が終わるという内藤選手に対し、歴史は守るという飯伏選手。
- あれだけ破壊したIC王座がなぜ欲しいの?と言う飯伏選手に対し、統一をさせない「手段」としてIC王座挑戦を掲げる内藤選手。
などなど食い違っている部分は多い。というかほぼ食い違っている。
これに対するファンの意見も様々で、ちょっとした緊張感も生まれ始めた気もします。
僕が最も気になったのは
「ベルト統一したらもう挑戦できなくなるのでは?」
この部分です。
最後の最後に痛恨の一撃を持ってきた神
動画の最後の最後に痛恨の一撃を持ってきた飯伏選手。
たしかに、ベルト統一に反対するということは
「ベルトが統一された、内藤選手はそのベルトに魅力を感じるのか?」
という考え方もできる。
「そんなに統一に反対したのなら、今後挑戦は出来ないのでは?」
ということですよね。
内藤選手がこの神様の言葉を打開するためには、何が何でも次の大阪では勝たなくてはいけません。
もし統一されたら、二度と新日本プロレスの最高峰のベルトに絡めなくなってしまうかも知れないのです。
神様の言葉は内藤選手や内藤選手のファンにシリアスに響いたのではないでしょうか。
しかし、あえて個人的な意見を言わせてもらうのならば、二人のイデオロギー闘争も良いけれど、シンプルに二人の「良い試合が見たいです」ってことです。
IWGPは戦いの歴史でもある
来年2022年の東京ドーム大会は、「統一するかしないか問題」がテーマになるのでは?と、思い始めてきた昨今。
それと同時にイデオロギー闘争も良いけれど、シンプルに良い試合が見たいなぁという気持ちもふつふつと湧いてきました。
「じゃあ良い試合って何?」
と問われると答えがスッと出てこないのですが、この統一論争を例にすれば「言葉に偏り過ぎないプロレス」とでも言いましょうか。
ヒロム選手とデスペラード選手、或いは棚橋選手と鷹木選手の選手権試合のような「戦い」を、内藤選手と飯伏選手はまだ生み出せていないのではないか?
これは二人に対する批判ではなく、「二人ならもっとすごい戦いを生み出せる」という期待感です。
飯伏幸太と内藤哲也が同じ団体で同じ瞬間に見れるということは、奇跡としか言いようがない。
しかし今の二人の状況は「言葉のプロレス」に傾きつつあり、勿体ないような気もします。
プロレスにとって言葉は重要な武器になりますが、それで勝負が決まるわけではないので。
そして、新日本プロレスが統一問題に関して公式見解を出していないなのに、選手間だけで統一の論争をしているのも、なんだか不思議だなと思う次第です。
大阪では飯伏幸太と内藤哲也という稀代のプロレスラーの魅力が存分に味わえる素晴らしい「戦い」を期待したいですね。
それぞれベルトに対する考え方は違っても、「新日本プロレスをもっと良いものにしていきたい」という気持ちは二人とも同じでしょうから。
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