新日本プロレスの歴史に新たなページが加わることになりました。
二冠問題、統一問題を乗り越え、「IWGP世界ヘビー級王座」が誕生するとのことです。
IWGPヘビー級王座、そしてIWGPインターコンチネンタル王座の歴史を継承するこのベルトの初代王者は飯伏幸太。
3月5日から始まるニュージャパンカップの優勝者と初防衛戦が行われるとのこと。
「話がとんとん拍子に進みすぎじゃない?」
「統一は既定路線だったんでしょ?」
というつっこみはさておき、この新たなる王座誕生に関してプロレスファンの方々はどんな感想をお持ちでしょうか?
最強と最高のその先へ
「二つ残したまま統一する」とは?
多くのファンが疑問に思った「二つ残したまま統一する」という神=飯伏選手の言葉、その意味を考えに考え夜中(深夜1時)にアップした記事です。
内容は、飯伏さんが「ベルト二つを保持したまま統一する」=「二つ残したまま統一する」って意味なんですよ、という記事です。
さあこれから誰が統一を阻止するのか?と意気揚々でブログをアップしたのもつかの間、数時間後にはIWGP世界ヘビー級王座」が新設される発表が…。
表向きに統一に一切触れてこなかった公式の見解が「検討」ではなく「答え」から始まる衝撃。
棚橋選手やオカダ選手、内藤選手といったこれまでの王者たちが一気に過去のものとなってしまうような、そんな寂しさも感じてしまいますが、こういった変化を経て進化していくものなのかも知れません。
内藤哲也「IWGPヘビー級王座っていう名前を残したかった」
「生え抜き」「野毛道場出身」「ヤングライオン」
新日本プロレスの歴史に欠かせない言葉たち。
しかし、新たなる王者に飯伏選手が選ばれたことによって、こういった価値観に変化が生まれてくるのではないでしょうか。
俺はどうしても、IWGPヘビー級王座っていう名前を残したかった。きっと統一されて、名前もすべて変わってしまうんでしょ? 負けてしまったから、もう言い訳はできない。でも、俺はIWGPヘビー級王座っていう名前を、残したかったぜ、カブロン
(内藤哲也 新日本プロレス公式)
プロレス少年時代から憧れていたIWGPヘビー級王座が無くなるということ。
プロレスラーという職業を超え、内藤哲也という人間にとって大きなショックだったことは間違いありません。
今年のドーム大会で飯伏選手に敗れ、自らの手で二冠を手渡した内藤選手。
その後IWGPではなくあえてインターコンチネンタル王座に挑戦し統一を阻止しようとした彼でしたが、それを成し遂げることは出来ませんでした。
昨日の飯伏選手に対する非情な攻めは、プロレスラー内藤哲也としてのみならず、新日本プロレスファンである「内藤少年」の意地でもあったと思うと、非常に感慨深いものがあります。
昨日の結果は内藤選手と同様の気持ちでいる新日本プロレスファンにとって大きなショックになったことでしょう。
菅林会長の言葉が1月ではなく3月になって出て来るということは、統一に反対するファンのハレーションを防ぐ意味もあったのかも知れません。
変わっていくもの、変わらないもの
菅林会長への取材報道が出たということは、統一及びIWGP世界ヘビー級王座の誕生は間違いない。
会見もすぐ開かれるのではないでしょうか。
決まってしまったものが仕方ない、というと雑な言い方になりますが、それを受け止めるしかない現状です。
僕自身、インターコンチネンタル王座には可能性はまだあるのでは?と思っていた人間です。
しかしながら、IWGPUSヘビー級王座の新設により、インターコンチネンタル王座の立ち位置が曖昧になってしまったことは否めません。
ベルトを統一することによって、より濃密で熱い戦いが見れるものと気持ちを切り替え、今後も新日本プロレスを応援していきたいですね。
飯伏選手には初代王者として「世界一」のプロレスラーを目指して欲しい。
【追記】
IWGP世界ヘビー級王座
IWGPタッグ王座
IWGPジュニアヘビー級王座
IWGPジュニアタッグ王座
NEVER 無差別級王座
NEVER無差別級6人タッグ王座
IWGPUSヘビー級王座
KOPW2021
願わくば、選手権の体重の規定も見直した方が良いのかも。
IWGP各選手権ルール(プロレスリング競技者規約抜粋)
新日本プロレス認定の選手権試合には次の体重二階級を設ける。
一、ヘビー級100.00キロ以上
二、ジュニアヘビー級100.00キロ未満
ヘビー級のベルトは100キロ以上じゃなくて無差別級にしたほうが良いのでは?
新日本プロレスにはそのあたりのルールも「統一」して欲しいですね。
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