2月19日の盛岡大会で左肩を負傷した高橋ヒロム選手のケガの状況が明らかになりました。
新日本プロレスからのアナウンスでは、精密検査の結果「左大胸筋断裂」、全治は約半年、と診断されたとのことです。
大胸筋断裂とはその名の通り胸の筋肉が筋断裂を起こしてしまう症状です。
症状が軽いものは肉離れと診断されるらしいですが、最悪のケースの場合は選手生命にかかわる大きなケガとなってしまうそうです。
僕は医師ではないしネットで調べる程度の情報でしか症状を説明をすることはできませんが、兎に角、ヒロム選手には治療を優先しゆっくり休んで欲しい。
そしてファンとしては、怪我が起きたことを発端に「選手に負担掛け過ぎ」や「もっと休み与えて」という新日本プロレスへの批判も避けたいところです。
選手によって出場日数のばらつきはあれど、最低限の負担を管理した上で興行は行われているはずです。
今後の対応を含め、事態を冷静に見守ることも大切でしょう。
ここで気になるのが、ヒロム選手の保持していたIWGPジュニアヘビー級王座の行方です。
BUSHIへの期待
IWGPジュニアヘビー級王座は返上か?
半年の治療期間を考えると、ベルトの返上は避けられないでしょう。
新たな王者を決めるトーナメントを開催するのか?
或いはベスト・オブ・ザ・スーパージュニアの勝者がベルトまで手に入れるのか?
新日本プロレスは早急にプランを考えなくてはいけません。
ヒロム選手のケガは非常に残念ではありますが、裏を返せばそれは誰かのチャンスでもあります。
群雄割拠、弱肉強食の新日本プロレスの中で突如ぽっかりと空いた「席」の奪い合いは熾烈です。
ファンタズモ選手、石森選手、デスペラード選手、金丸選手、SHO選手、海外にはリオ・ラッシュ選手…。
有望な選手がひしめく新日ジュニアですが、やはりここはBUSHI選手の活躍に期待してしまいます。
BUSHI
2月22日の後楽園ホール大会。
漆黒のデスマスクという異名を取るBUSHI選手、そのマスクの下の表情は僕たちにはわかりません。
しかし、IWGPジュニアタッグへの挑戦が事実上消えてしまったこの現実は相当悔しかったのではないか?
ヒロム選手のケガはプロレスラーにとって仕方のないことです。
しかしいちレスラーとして選手権に望めないというフラストレーションがないとは言い切れないでしょう。
そろそろ「ジュニアの主役」になっても良いのではないでしょうか?
制御不能なBUSHIが見たい
内藤選手をはじめ欲に対してギラギラしているロスインゴのメンツの中で、全体を冷静に俯瞰して見ている印象のあるBUSHI選手。
特にジュニアの顔であるヒロム選手と同じユニットにいることは、頼もしいながら複雑な気持ちでもあるでしょう。
しかし、今こそBUSHI選手が主役になる番です。
2019年11月3日 大阪・大阪府立体育会館大会「POWER STRUGGLE」
オスプレイ選手とのIWGPジュニアヘビー級選手権試合を覚えているファンの方も多いのではないでしょうか?
選手権試合の直前に母親を亡くしていたBUSHI選手。
今週のBUSHI選手の日記は…「火曜定休日」
— 新日本プロレスリング株式会社 (@njpw1972) 2019年10月29日
生涯美容師として働いていた母親を先日亡くした筆者。
実家で美容院を営んでいた母親、BUSHI選手が帰るたびにお願いしていたのはシャンプーだった…。
☆母の思い出を綴った日記は、スマホサイトで掲載中!
⇒https://t.co/bC8SGuceRt#njpw @BUSHI_njpw pic.twitter.com/4ekuS3LK0Y
様々な想いが胸に去来したであろう中、BUSHI選手は一体どんな気持ちで試合に望んでいるのかと感情移入しながら試合を見ていたことを覚えています。
オスプレイ選手を極限まで追い込みながらも、惜しくも散ったBUSHI選手。
試合には負けたものの、僕はBUSHI選手が新日本プロレスに来てから最高の試合だと思いました。
だがしかし、試合後にサプライズでケガから復帰したヒロム選手が現れると、会場は一気にヒロム選手歓迎ムードへ。
あれだけ良い試合をしたBUSHI選手の記憶も、この復帰劇の印象で吹き飛んでしまった感もありました。
あれから1年半が過ぎました。
そろそろBUSHI選手が主役になっても良いのではないか?
ヒロム選手のケガは非常に残念です。
しかし、それは新たなレスラーが輝くチャンスでもあるのです。
願わくば、ヒロム選手と同じユニットである「制御不能なBUSHI選手」を見てみたいですね。
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