般若プロレス時評

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ジョン・モクスリーと内藤哲也【王者とは何か】

【王者とは何か】ジョン・モクスリーと内藤哲也

プロレスラーはそれぞれにスタイルがあり、王者だから凄いとか、ベルトが取れないから弱いとか、そういうものではありません。

勿論王者になることは勲章になりますが、「勲章以上の感動や驚きを体験させてくれるもの」それがプロレスであり、プロレスラーです。

昨日、怪我による欠場を発表しながらもサプライズで岩手県盛岡大会に現れた内藤選手。

内藤選手の欠場に落胆していた現地のファンの方々にとって素晴らしい出来事となったはずです。

今回の記事ではそんな内藤選手の献身性と、ジョン・モクスリー選手の直近のインタビューから、プロレスにとって「王者とは何か」を考えてみたい。

 

ジョン・モクスリーと内藤哲也

信頼の意味

会社とファンが信頼しているからこそ、そのポジションに置かれたと信じている。

ナイトーも同じように思っていたはずだ。

(ジョン・モクスリー 新日本プロレス公式YouTube)

これは、新日本プロレスの公式YouTube動画「【MOX vs KENTA決戦目前!】第3弾!ジョン・モクスリーが新日本プロレスを語り尽くす!!」の中の言葉です。

俺と内藤は似たような経験をした。

せっかくベルトを獲ったと思ったら、パンデミックがやってきた。

観客を集められない中で王者でいるという最悪な状況だ。(フワッとした引用ですw)

しかしモクスリー選手は前述した通り、それは「会社とファンの信頼でもある」と言い切りました。

2020年はAEW世界王者として、そしてIWGPUSヘビー級王者として二冠王だったモクスリー選手。

いわば日米の二冠王同士として、内藤選手に対し何らかのシンパシーを感じていたのかも知れません。

団体や立ち位置を超え、内藤選手を素直にリスペクト出来ることは素晴らしい。

昨日盛岡大会にサプライズで現れた内藤選手を見ていると、このモクスリー選手の言葉もより深く理解することが出来ますよね。

 

本来の2020年はどんな内藤イヤーだったのか?

僕の考えでは、2020年は二冠を獲った内藤選手が大会場でデハポンをやりまくる年、と予想していました。

ドームのKENTA選手の乱入でフラストレーションをためたファンを、各地の大会場で爆発させる。

もしかすると、内藤選手にとってレスラー人生最高の見せ場が2020年だったのかも知れない。

しかし、パンデミックの影響で上半期は試合をすることもままなりませんでした。

本人も語る通り、なかなか物事が上手くいかないのが、内藤選手のプロレス人生です。

しかし、この未曽有の時勢を駆け抜けるためには、内藤選手の持つ求心性、訴求力が新日本プロレスには必用だったのではないか、とも思えます。

会社とファンが信頼しているからこそ、そのポジションに置かれたと信じている。

モクスリー選手の言うこの言葉こそ、レスラーにとって一番の「勲章」なのかも知れません。

 

王者とは何か

オカダ選手にも、飯伏選手にも、棚橋選手にもEVIL選手にもジェイ選手にもヒロム選手にも全ての王者にそれぞれのスタイルがあります。

なので、内藤選手だけが特別素晴らしい、というつもりはありません。

ヒールレスラーが王者の時はそれが必用とされる時であり、また逆も然りです。

最近、その言動にやや危うさが見える飯伏選手は、自ら発した「統一」という言葉にがんじがらめにされている気がします。

或いは、王者であることの責任感を改めて痛感させられているのかも知れません。

内藤選手はファンの意見をくみ取りそれを言葉にして揺さぶりをかけてくる。

まさにど直球のど正論が飛んでくるので、飯伏選手にとっては非常に厳しい問答です。

しかし、王者飯伏選手にもまた彼を信じるファンが大勢いることでしょう。

会社とファンが信頼しているからこそ、そのポジションに置かれたと信じている。

「プロレスを広める」

「統一する」

「神になる」

とスケールの大きなプランも素晴らしいですが、まずは目の前の飯伏選手を応援しているファンを信じ、彼本来の輝きが復活することを祈るばかりです。

案外、制御不能の飯伏選手を最も待ち望んでいるのは、内藤選手なのかも知れません。

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