プロレス時評

新日本プロレスとAEWの話題を中心にしたプロレスブログ

次なる「喧嘩売りに来ました」は誰?

次なる「喧嘩売りに来ました」は誰?

 

2012年のG1クライマックス22、場所は両国国技館。

柴田勝頼と桜庭和志が突如現れ、「喧嘩売りにきました」という名言を残したあの日。

そこから時を経て2021年。

新日本プロレスは2012年よりもはるかに大きな団体となり、それとともに自前の選手たちでの抗争が主だったものになってきました。

団体内でのユニット抗争だけでも興行を回せるということは、ビジネス的にも大きなメリットがある。

しかし、他団体に比べユニット内の出入りが激しくない新日本プロレスにおいて、EVIL選手やオスプレイ選手の大きな動きに驚きはあれど、そこにヒリヒリとしたものは感じません。

コロナウィルスの影響もあり海外選手の往来がままならない今、国内他団体から新日本プロレスに「喧嘩売りにきました」という選手は現れるのでしょうか?

 

自社ブランドの強さ 

現在AEWと協力関係にあるインパクト・レスリングですが、AEWとの協業が終わってしまったら、今のような勢いを保つことが出来るのかという疑問があります。

ゆえに、自社ブランドを確立している団体は強く、その影響力を借りている団体はいつその影響力を失ってしまうかわからない状態です。

やはり、その自社ブランドを確立している新日本プロレスは強い。

しかしながら、コロナ化において深刻なダメージを負うプロレス界にとって、一時的ではあれ協力関係を築くことは業界全体として必用なことなのかも知れません。

 

他団体に揉まれる強さ

この前、全日本プロレスのチャンピオンカーニバルの決勝戦「諏訪魔vs棚橋」の動画を見ました。

www.youtube.com

団体を背負う諏訪魔選手と、外敵ヒールとして果敢に挑発する棚橋選手。

言わば、全日本プロレスに「喧嘩を売りに行った」とも言えますよね。

動画を見ていると今の新日本プロレスでは見られない棚橋選手の雰囲気がそこにはありました。

団体内で育つ選手もいれば、他団体との抗争から伸びる選手もいる。

当時の棚橋選手は既にトップレスラーでしたが、それでも尚得るものはあったでしょう(ちなみにセコンドはオカダ選手)。

僕は、やみくもに他団体と協業する姿勢には反対です。

しかしながら今伸び悩んでいる選手、力を持て余している選手などが活躍するチャンスとして他団体との絡みもあって良いのでは、と思ったりもします。

「喧嘩売りにきました」

と、どこかのだれかがもし現れたら、そんな淡い期待を抱いてしまう今日この頃です。

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