1.30愛知のNEVER王座戦を前に、白熱した戦いを繰り広げた王者鷹木信悟と挑戦者の棚橋弘至。
ベルトとは何か?ベルトにかける想いとは何か?
最近アクセサリー化してしまったベルトが多い中、純粋にベルトの意義を問い合う二人の光景は懐かしくもありました。
現在、飯伏選手の見解ではIWGPヘビー級王座は最強のベルト、そしてIWGPインターコンチネンタル王座は最高のベルト、と定義づけられています。
しかし鷹木選手と棚橋選手の問答を見ていると、やはりどんなベルトであれ棚橋弘至が関わると、そこには最強と最高が宿ってしまうのでは、と感じた次第です。
なぜそう思ったのか?
それは中邑選手との「あのシーン」を思い出したからです。
最強で最高の棚橋弘至
2013年11月9日「POWER STRUGGLE」
インターコンチを巻いて、こ〜んなトコまで来ちゃった〜。輝いてんだろ、このベルトは? だけど、ほんの少し、あとちょっとだけ、光が欲しいな〜。と〜っておきのカード、引いちゃおうかっな〜〜! た〜! な〜! は〜! し〜!! 棚橋!! 棚橋!! 棚橋ーー!!
(中邑真輔 新日本プロレス公式)
かつて「うっとしい」と言われるほど中邑選手から煙たがられていた棚橋選手。
しかし中邑選手は、そんな棚橋選手に対戦を求めました。
インターコンチネンタル王座に足りない「光」、それが棚橋選手にあるということです。
突然なぜこんな引用をするかと言うと、1月25日の前哨戦後の鷹木選手の言葉に、何かこれと通ずるものを感じたからです。
最強で最高とは
棚橋、1.30愛知! その日にタイトルマッチが組まれてるのはNEVERだけだ! どういうことかわかるか? オイ! 飯伏、いいとこいたな。オマエもよく聞いとけよ。愛知では、タイトルマッチが組まれてるのはNEVERだけだ! その日だけは! 最強の! 最高の! このNEVERが! 独占する!
(鷹木信悟 新日本プロレス公式)
最強で最高とは?
インターコンチに中邑選手が求めたもの。
鷹木選手が最強と最高のNEVERと言い切ったこと。
その対角線はどちらも棚橋選手がいる。
ついこの前、真壁選手が「本隊が不甲斐ない」と怒りを口にし、棚橋選手に対し苦言を呈していたシーンがありました。
しかし、この苦言は=裏を返せば棚橋選手こそが新日本の本流であり、最強で最高の存在でいて欲しいという真壁選手の願いでもあるでしょう。
この動画の中でも、「棚橋の時代はまだ終わっていない」と言っていますしね。
中邑選手にとっても、鷹木選手にとっても、新日本プロレス=最高で最強=棚橋弘至という認識があるのではないか。
ならば、現在統一問題で揺れる二冠戦にも棚橋選手の存在が必用になってくるのではないでしょうか。
飯伏幸太は何を思う?
棚橋選手が鷹木選手に「愛してる」と言った時、後ろでそれを聞いていた飯伏選手は何を思ったのか?
鷹木選手に名指しされ、「最強も最高もNEVERが独占する」と言われた時、飯伏選手は何を思ったのか?
ベルトに対する価値観や在り方を問いただす空気が、1月25日のリング上にはありました。
統一問題に揺れる二冠王座。
この問題を解決するのはオカダ選手と言う見方がありましたが、ここにきてやはり棚橋選手の存在感が増してきました。
もしかするとベルト統一か分断かのキーマンは、最強で最高の存在・棚橋選手なのかも知れません。
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