不調の「タナーレ」に待ち受けるものとは?
連敗中の棚橋&ヘナーレ=タナーレ
ワールドタッグリーグでなかなか白星を掴めない棚橋弘至&トーア・ヘナーレのタッグチーム、「タナーレ」。
終盤に棚橋選手が攻撃を食らい、タッグチームを分断されヘナーレ選手がスリーカウントを取られるケースが続いていますよね。
しかしこれは棚橋選手の
久しぶりに組んだ俺らのチームは、不利な点は多い。
(棚橋弘至 新日本プロレス公式)
という言葉にもある通り、他のチームの熟練度が増している、という風にも解釈できます。
とは言いつつも、このまま連敗を続けていればタッグチームではなく個々のレスラーとしての実力も他のレスラーに引き離されてしまう可能性もある。
この「タナーレ」に待ち受ける未来とは何でしょうか?
棚橋弘至はなぜ辻陽太ではなくヘナーレを選んだのか?
棚橋さん! 俺とタッグを組んで、『WORLD TAG LEAGUE』、一緒に出場してください!
(辻陽太 新日本プロレス公式)
G1開催中にこう叫んだ辻選手。
しかしラブコールは届かなかった。
2019年の時点でも棚橋選手にラブコールを送っており、長い期間をかけた告白も実ることはありませんでした。
棚橋選手も辻選手の成長を見つめつつも、勝ちを意識するのならば昨年も組んだヘナーレ選手との方がその確率は高くなるので、苦渋の決断だったに違いありません。
しかし、そのタナーレは現在勝ち星がない。
前述した通り「他のチームの熟練度が増している」という見方もあり、タナーレ自体の強さがどうこうというわけではないでしょう。
しかしなんとなく物事が「一つのベクトル」へと動いているようにも感じると思う方は多いのではないでしょうか?
パンデミックと海外武者修行とヤングライオン
現在成田蓮選手と海野翔太選手は海外武者修行中。
入れ替わるように、というと大げさですが、オーカーン選手とワト選手が凱旋を果たしました。
次は上村選手と辻選手が海外武者修行?
と考えたいところですが、このパンデミック化の中新日本プロレスがこの二人を海外に行かせるのか?という見方もありますよね。
リング上でも彼ら以外の「次なるヤングライオンの存在」が無ければ、調整は難しいでしょう。
よって、上村&辻選手の海外遠征がまだないとすると、この二人が新日本プロレスのリングでこの先も活躍し続けることが予想できる。
そこでヘナーレ選手。
シュモクザメは死ぬ寸前まで闘いい続けるらしい。俺も最後の最後の瞬間まで、あきらめずに闘い抜くぞ
(トーア・ヘナーレ 新日本プロレス公式)
と気合十分ですが、自らがフォールされ相手に勝利を献上している形になっています。
プロレス的にみれば「チームを分断されスリーカウントを取られる」=タッグチームとしてヘナーレ選手にフラストレーションが貯まる状況にいるわけです。
「なんで俺ばかりなんだ」
と。
ヘナーレがさっき言ったのは、心が洗われた言葉だったよ。『死ぬまでギブアップしないから』。NEVER GIVE UP TILL DIE……
(棚橋弘至 新日本プロレス公式)
棚橋選手の言う通り、ヘナーレ選手の精神は素晴らしい。
しかしこのままタッグ分断⇒ヘナーレ選手のフォール負けが込むようになると、その信頼が仇になる可能性もあるのかも知れません。
2012年からキャリアをスタートさせ、2016年に新日本プロレスに合流したヘナーレ選手。
年齢は28歳。
そろそろ変革の時が来てもおかしくはない。
辻選手も上村選手もまだ海外遠征に行かない可能性が高いのならば、今が本隊を抜けるチャンスでは?と思って見たり。
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