タッグの面白さとコスチューム
タッグマッチは面白い
現在開催されているワールドタッグリーグ=WTLでタッグの面白さにハマりそうな僕。
昨今大掛かりなドラマ性ばかり目立つ新日本プロレスにややおなかいっぱいになっているのと、ブログを書いているとどうしても頭でっかちになってしまうので、WTLやBOSJは原点に立ち返ってプロレスを楽しもうと思いました。
特にタッグに関してそこまで注視してこなかったので、「今回はタッグもしっかり見よう」という意識もあります。
すると、思わぬ予習が出来ていたことに気づいたことがあります。
それは柴田勝頼選手の存在です。
NJPWSTRONGでの柴田選手の小言
毎週放送されている『NJPWSTRONG』というコンテンツ。
そこで毎回のように発せられる柴田選手の小言が良い。
「派手な技をやりたいだけ」
「蹴りが出来ないなら蹴るな」
「身体が絞れてない」
などなど厳しい小言が繰り出されますが、これはプロレスの大事なエッセンスでもあり、視聴者にとってはレッスンでもあると思います。
タッグの試合に関しても、エプロンでの姿勢や連携について「なるほど」と感じる部分もありました。
このWTLではそういった事前の知識を活かしながら試合を見るとかなり面白い。
一見個々が強そうでもタッグとしては連携が物足りないチームもあれば、
エプロンでの臨戦態勢が整っていないチームもあれば、
まさにタッグ屋と言っても相応しい阿吽の呼吸のチームもある。
チェーズ選手や裕二郎選手の巧さも光りますよね。
そんなこんなでタッグリーグを楽しんでいると、なんだか勿体ない気持ちになった部分も見えてきました。
コスチュームです。
【G.o.Dのかっこ良さ】タッグチームにとってのコスチュームという最高のスパイス
『新日ちゃん』での小島選手の照れ
みんなご存じ『新日ちゃん』での「ファンが選ぶ好きなコスチュームランキングベスト10」を観た時にこんな一幕が。未公開トークの部分です。
90年代に中西選手とタッグチーム「ブルパワーズ」を組んでいた小島選手。
タッグチームとしてレスリング仕様の2ショルダーのコスチュームにしたものの、なんか恥ずかしかったのですぐコスチュームをやめてしまったらしい。
微笑ましいエピソードですが、タッグチームのインパクトはやはりコスチュームにこだわることにもあると思います。
プロレスの技術は勿論ですが、コスチュームで視覚的にタッグ感やチーム感を醸し出せますよね。
このWTLをそういったまなざしでみると、G.o.D以外にそのようなタッグチームはいるのでしょうか?
ヤングバックスの衝撃
僕はここ10年くらいのプロレスファンなので、それ以前のタッグチームについて免疫がありません。
10年という短い時の中でもっともインパクトに残るタッグチームは、ヤングバックスです。
顔が瓜二つという遺伝子的な要素は別として、そのきらびやかなで統一感のあるコスチュームは華があった。
彼らのアクロバティックな連携をより一層「映え」させていましたよね。
それはタッグ屋としてのプライドもあるでしょうし、ショービジネスを意識するアメリカ人選手特有の演出もあると思います。
新日本プロレスは元来タッグ戦線があまり盛り上がらないと言われていました。
シングルで、個で結果を出したいのがプロレスラーの性(さが)なので仕方ない。
だからこそタッグ戦線に全力で振り切っているG.o.Dが目立つのかも知れません。
技の切れ、スピード、パワー、体つき。
どれも個として一流であるタマ選手とタンガ選手があえてタッグに焦点を絞ることもカッコいいし、あの統一されたコスチュームがよりタッグチームとしての存在感を高めている。
フィンジュース、デンジャラステッカーズなど素晴らしいタッグチームも育ち始めてきた新日本プロレス。
もしこういった素晴らしいチームにコスチュームの統一性があればタッグとしてもっと「映える」のではないかと思って見たり…。
コスチュームにはそれなりの費用がかかるので簡単には作れないのもわかりますし、選手個々人のブランディングの問題もあるでしょう。
しかし、タッグが盛り上がる要因としてタッグチームとして視覚的にわかりやすい装置も必要なのかなと思った次第です。
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