火野裕士がZERO1を電撃退団
新しい船出をしたかに見えたZERO1に何が…?
このブログは新日本プロレスに関する話題をメインに取り上げているブログです。
しかしながら、あることをきっかけにZERO1の動向について関心を持っていました。
約四か月前、新体制を発表したZERO1。
ダイコーホールディングスが後ろ盾になり、資金面のみならず新たなマネージメントシステムなどを取り入れようとする姿勢など変革の兆しがみれました。
新体制に関する緊急記者会見場に並んだ選手たちからも熱意が見え、「さぁここからだ」という雰囲気を感じることが出来ました。
それゆえ定期的にその動向をチェックしていた最中…大黒柱でもある火野裕士選手の退団が発表されました。
なぜ退団に至ったのか?火野選手のコメントを参照しつつ考えてみたい。
自分がやりたいプロレスとちょっと違ってきた
自分が好きだったZERO1からちょっと方向性が変わったというか、自分がやりたいプロレスとちょっと違ってきたんで
今回、ほんとに急ですけど退団させて頂こうと思います。
(ZERO1公式)
何と言っても結論はこれですよね。
プロレスラーのキャリアは短い、そしてまた全盛期はもっと短い。
自分が理想とするプロレスをめいっぱいすることがプロレスラーとしての生き様でもある。
しかし、「ちょっと違ってきた」という含みのある発言にも注目してみたい。
火野選手は会見でもこんなことを言っていました。
ダイコーホールディングさん、大仁田厚に色んな事されてそれでももう一回プロレスを信じてね、うちらを拾ってくれて明るい未来がってすごい自分わくわくしたんですよ。
どんどん上層部の輪に入って、みんなと楽しいプロレスを作っていきたいな、でもそこに入れなかったんで、自分の責任でもあると思うしわかんないですね、自分がそこまで人の輪に入るのがへたくそだったのが。
まあ、信用してもらってないって事はないと思うんですけど、そういうのは凄いわくわくしたのにみんなの輪に入れない、それで自分から勝手かもしれないですけど、壁を張られてるって感じたりとか。次は自分が壁を張ってしまったりとか。
(ZERO1公式)
簡潔に言えば、ZERO1のクリエイティブチームと火野選手の考えに相違があった、ということでしょう。
自らもそのチームに入りたかった、でも入れなかった。
火野選手がどんなプロレスをしたかったのかが会見で聞けなかったことは残念ですが、身を引く者として「言うべくことと言わなくても良いことの線引き」があったのかも知れません。
火野裕士にもZERO1にもエールを
会見でダイコーZERO1取締役の大谷晋二郎選手は、誰も傷つけない前向きな発言をしていました。
大きな大きな心で火野選手の決断を受け止めていたし、上層部として守らなければいけないプライドもあったことでしょう。
プロレス界の選手の退団や移籍はどこか不穏な感じがするものです。
それも「プロレス」の要素なのかも知れませんが、今回の火野選手の件は退団する選手がはっきりとその理由を言い、それをトップが受け止めた上で送り出すという割とスッキリとした形になりました。
今回ZERO1とはほんまに円満でお別れしたいと思ってるんで、ありがとうございましたと共に、これからもよろしくお願いします。
(火野裕士 ZERO1公式)
今後の両者の動向も気になりますね。
さて、大黒柱を失ったZERO1は苦しい状況になってしまいましたが、何か策はないものか?
ここからは個人的な願望&妄想ですが「現NEVER無差別級王者・鷹木信悟vs初代NEVER無差別級王者・田中将斗」なんて面白いのかも。
現在新日本プロレスでもっとも新日本プロレスらしい戦いを見せるベルト「NEVER」。
そのベルトに戦いの息吹を吹き込んだのは、NEVER無差別級王座の初代チャンピオン・田中将斗選手に他なりません。
この二人なら最高のシバキあいが見れそうな…
妄想はこのくらいにしておきましょう。
コロナウィルスによって大打撃の渦中にあるプロレス界に、今だからこそそういったリレーションが生まれても良いような、そんな気がします。
普段ZERO1を見ていない自分があれこれと書くのはどうかと思いましたが、いちプロレスファンとしてZERO1に、そして火野選手の今後にエールを送りたい。
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