プロレス時評

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【コラム】充実し始めた新日本プロレスの日米興行

【コラム】充実し始めた新日本プロレスの日米興行

世界戦略を掲げる新日本プロレスにとって、コロナウィルスは大きな障害となりました。

外国との選手の往来が出来ないということは、興行は国内に限られてしまうからです。

しかしながら、海外EC(通販)、NJPWSTRONGなど新しいコンテンツが生まれ、世界戦略への歩みを止めなかった新日本プロレス。

先日久々に開催された米国有観客試合「RESURGENCE」は札止めとなり、日本よりも一足早く観客の声援有りの興行が開催されました。

地道に歩みを止めなかった新日本プロレスの努力が実った瞬間です。

そして、メインイベントを締めた棚橋選手の輝きは、やはり「声援」があったことが大きいでしょう。

この記事では新日本プロレスの日米興行について筆者の思うところをザックリ考えてみたい。

 

主力選手の充実と二つのIWGP

ウィル・オスプレイ、ジェイ・ホワイト

まず、ウィル・オスプレイの存在が大きい。

「RESURGENCE」ではまさかのIWGP世界ヘビー級王座を持ちだし、G1に出ないと言ったオスプレイ選手。

今後はNJPWSTRONGを中心に盛り上げるということ。

IWGP世界ヘビー級王者(なのか?)がいるということはNJPWSTRONGに一本の芯が通ることになりますよね?

ジェイ・ホワイトもインパクトレスリングやAEWの名前を出し、臨戦態勢に入っています。

何が言いたいのかというと、G.O.D然りフィンジュースしかり、外国人選手の活躍の場がアメリカに定着しつつある、ということです。

 

日本、米国、新日本プロレスワールド

言い方は悪いかも知れませんが、ある程度選手の区分けをすることは大事です。

オスプレイやジェイが日本で見れなくなることは寂しいですが、それは新日本プロレスワールドで見れば良い。

ファンもないものねだりをするのではなく、新日本プロレスのそのスタイルに合わせていかなくてはいけません。

僕個人の感想を言うと、やっぱり世界戦略ってこうなるよな、という印象。

プロレスは言語の壁を超えるエンターテイメントですが、マイクパフォーマンスもやはり重要ですよね。

後日配信やサイトで翻訳を確認するよりも、会場でダイレクトに言葉が伝わった方が盛り上がるのは当たり前です。

選手としても日本のリングよりも海外のリングの方が言葉の「伝わり感」が段違いなはず。

欲を言えば、若手の成田選手や上村選手が英語でマイクパフォーマンスが出来るようになれば、将来的に鬼に金棒かも知れませんね。

 

充実し始めた新日本プロレスの日米興行

主力選手が日米で興行をする。

しかも単発ではなく、ある程度の期間現地の興行に出続ける。

まさに理想の形になってきた新日本プロレスの世界戦略。

しかもLA道場には柴田コーチがおり、新日本プロレスの闘魂を注入しています。

じゃあ日本のリングはどうなの?

勿論日本のリングも熱い戦いが続いていますが、やはり「声援」のあるなしは重要ですよね。

依然コロナの勢いはとどまりませんが、一日でも早く声援が解禁されることを願っています。

でも、このコロナの現状ならば、声援が出せるのは来年になってしまうのかも知れませんね。

米国での「RESURGENCE」でのあの熱狂、ちょっとうらやましかったのは僕だけでしょうか。

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