ケニー・オメガとAll Elite Wrestling
AEW World Championship Eliminator Tournament
昨日行われた『AEW World Championship Eliminator Tournament』で見事ファイナリストに駒を進めたケニー・オメガ。
It's official! In the finals of the AEW World Title Eliminator Tournament Finals, it will be @KennyOmegamanX vs. @theAdamPage at Full Gear on Sat Nov, 7th. pic.twitter.com/Kqn52c0pLn
— All Elite Wrestling (@AEW) 2020年10月29日
決勝戦は新日本プロレスのバレットクラブでもお馴染み(だった)のハングマン・ペイジです。
大方のファンはケニー選手の勝利を夢見ていることでしょうし、僕もその一人です。
では、ファンはどんなケニー・オメガを見たいのか?
新日本プロレスで見せていたあの無双状態にあった強いケニー選手を見たいのか?
もし現AEW世界王者として君臨するモクスリー選手を倒してケニー選手が世界王者となったのならば、「ひたすら無双しまくるケニー・オメガではない姿」が見れると僕は思っています。
AEW
AEW=多様性
人種や国籍、レスリングスタイルやジェンダーを超え、「皆で楽しもうよ?」感が溢れるAEWのリング。
だれかが飛びぬけて目立っている感じがしないのも特徴です。
タレント性のある選手が非常に多いので、王者であるモクスリー選手のタイトルマッチが地味に見える時もあるほど。
それゆえ、「誰が強くて誰が弱いのか?」というレスリングの原始的な部分がぼやけててしまいそうですよね?
でも問題はありません。
AEWは各種タイトルだけではなく「勝敗ランキング制度」を設けているので、「今誰が強いのか?」という疑問をファンは一瞬で理解できるのです。巧いですよね。
一見ハチャメチャなようで、システマティックなAEW。
このAEWのリングの上で、ケニー選手は一体どんなプロレスを見せたいのでしょうか?
強さ以上の存在へ
新日本時代もプロレスのことを「アート」と言っていたケニー選手。
しかしながら、本人の意向とは別に「アート性」よりも「強さ」が目立っていたケニー。
勿論その強さの中に「アート」を見出すこともできますが、僕的にはとにかく無双する選手のイメージが強かった。
世界一激しいプロレスをする新日本プロレスに居れば、間違いなく世界一強いレスラーを名乗り続けることもできたはず。
しかし自らの意思で新日本プロレスを出たということは、「強さ以上に見せたかったもの」があるということです。
自分のプロレスを通じて、見る人の人生を変えたい。うつ病の人がプロレスを見るとうれしくなって自分の問題を忘れられるとか、そういうことの方が重要。お金や自己実現のために戦うレスラーも多いけど、俺は美しいアートを見せたい。
(ケニー・オメガ 東スポweb)
WWEを経た猛者がひしめき、個性のある若手レスラーも順調に育っている中でどんなレスリングを見せるのか?
TV SHOWという側面もあり、与えられたか時間の中でどうその「アート」を表現していくのか?
今回の『AEW World Championship Eliminator Tournament』を征し、現王者であるモクスリー選手を倒した時、本当の意味で「AEWのケニー・オメガ」が始まります。
以前ブログにも書きましたが、2021年はケニー・オメガの年にして欲しいし、「ニュー・ケニー・オメガ」が見れることを期待したい。
もしかすると2021年はゴールデン☆ラヴァーズの年になるかも知れませんね?
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