棚橋弘至「新日本プロレス、今ヘビー級っていう境目が曖昧になってきているけど」
ヘビー級=100kg以上は幻想?
IWGP各選手権ルール(プロレスリング競技者規約抜粋)
第二条
新日本プロレス認定の選手権試合には次の体重二階級を設ける。
一、ヘビー級100.00キロ以上
二、ジュニアヘビー級100.00キロ未満(新日本プロレス公式より)
この規約を頭の片隅にでも置きながら、記事を読んで頂きたい。
『G1』Bブロック公式戦のザック・セイバージュニア戦後、体重の問題に触れた棚橋選手。
ザックはスタミナもあるし、スピードもある。技もキレる。けどな、みんな、みんな忘れてるかもしれないけど、体重がないよ。新日本プロレス、今ヘビー級っていう境目が曖昧になってきているけど、100kg以上がヘビー級というものであるならば、最後の十字を押さえ込んだのも同じ体重だったら、返せたかもしれない。
(新日本プロレス公式より)
果たしてこれはザック選手だけに向けた言葉なのでしょうか?
コンディションがコンディションがと試合のたびに話題になる棚橋選手。
しかし、棚橋選手に向けてコンディションの話ばかりするのはいかがなものか。
体重を軽くすれば、膝への負担が少なくなるのは間違いない。
1kgごとに負担は変わるとポッドキャストか何かで棚橋選手自身が話していた記憶があります。
でも、棚橋選手はヘビー級=100キロ以上というプライドがあるからこそ、自分の体を犠牲にしてまでも守りたいものがあるのだと思う。
100キロ以下のヘビー級が見られる中で、100キロを守っている棚橋選手のコンディションに批判があるのは、なんだか棚橋選手がかわいそうで仕方がない。
では100kg以下のヘビー級レスラーが悪いのか?
僕はそんなことを言いたいのではありません。
新日本プロレスはそろそろ規約の見直しをしても良いのでは、と僕は思っています。
無差別級の時代へ
多分、ヘビー級の体重に関して気にしているファンはほとんどいないと思う。
僕自身、飯伏選手やザック選手の体重よりもプロレスの素晴らしさの方に目が言ってしまい、体重がどうのこうのという意識はありません。
僕自身がまさに棚橋選手の言う
「みんな忘れてるかもしれないけど」
の状態です。
今、新日本プロレスは体重よりもいかに個々人がそのプロレスを見せれるかということに重きを置く無差別級の時代です。
実際それで成り立っている部分もある。
新日本プロレス、今ヘビー級っていう境目が曖昧になってきているけど、100kg以上がヘビー級というものであるならば、最後の十字を押さえ込んだのも同じ体重だったら、返せたかもしれない。
棚橋選手に深い意図がなかったとしても、選手がこのようなことを言ってしまうのは団体のシステムに問題があると思う。
規約の見直しを期待
今の状態では、体重にプライドを持ってる棚橋選手も、細身の体躯ながらテクニックで新日本プロレスで戦い抜いているザック選手も、どちらも得をしないままです。
キングオブスポーツをかかげる新日本プロレスにとって、階級分けは重要なルールだと思う。
体重から来るハンデを解消し、少しでも平等性のある中で試合をするという競技性が売りなのではないか。
ならば、もう少し体重制限を下げるとか、或いは厳格にするとか、最後は無差別級にするなど見直しが必用なのかなと。
僕個人的には、あまり体重についてとやかく思っていない人間です。
しかし、団体の顔である棚橋選手から出た体重に関する発言は、スルーできない問題なのかなとも思いました。
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