プロレス時評

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【『G1CLIMAX30』出場選手&ブロック分けが決定】混戦が予想される中「ある試合」に注目したい理由

【G1CLIMAX30出場選手&ブロック分けが決定】まさに混戦、サバイバルを勝ち抜くのは誰?

 

先ず本間選手が選ばれなかったことについて触れてみたい。

僕は、選ばれると思ってました。

なぜなら「団体の二冠王者がものまねまでして本間選手に触れていた」からです。

これはアニマル浜口の同門対決があるなと。アニマル対決が。

だから

G1に「出たいと口に出すのは素晴らしい⇒でも順当に落選でしょ?⇒☆エントリー!☆

この上げ下げ上げパターンと思いきや、

G1に「出たいと口に出すのは素晴らしい⇒でも順当に落選でしょ?⇒☆エントリーならず…☆

というまさかの上げ下げ下げパターンでした。

残念。

これは信頼関係がなければ出来ないことです。

外国人選手参戦のことを含めれば、すでにエントリー選手は選手皆分かっているはずですからね。

本間選手と内藤選手、二人の信頼関係は厚いんでしょう。

大怪我を乗り越え、常に体をバキバキに保つ本間選手。

G1は厳しいのでは?という声もあるなか、その諦めない「こっから」という姿勢はプロレスの原点とも呼べるものです。

エントリーはされませんでしたが、内藤選手をひと泡もふた泡もふかせる活躍を今後期待したいです。

それでは出場選手&ブロック分けをざっと見てみましょう。

見どころ満載過ぎですが、今日は「ある試合」を取り上げてみたい。

 

外国人選手の参戦でより厚みが増した『G1CLIMAX30』

G1CLIMAX30出場選手&ブロック分けが決定

Aブロック

新日本プロレス公式より

“ゴールデン☆スター”
飯伏幸太
※4年連続 6回目の出場/2019年優勝

“ミスター・アスレチック”
ジェフ・コブ
※2年連続 2回目の出場

“レインメーカー”
オカダ・カズチカ
※9年連続 9回目の出場/2012年、2014年優勝

NEVER無差別級6人タッグ王者 “STONE PITBULL”
石井智宏
※8年連続 8回目の出場

“The Assassin”
ウィル・オスプレイ
※2年連続 2回目の出場

“THE DRAGON”
鷹木信悟
※2年連続 2回目の出場

NEVER無差別級王者 “プロレス王”
鈴木みのる
※2年ぶり 9回目の出場 

IWGPタッグ王者  “愛を捨てた聖帝”
タイチ
※2年連続 2回目の出場

“SWITCHBLADE”
ジェイ・ホワイト
※3年連続3回目の出場

“THE TOKYO PIMPS”
高橋裕二郎
※5年ぶり 7回目の出場

 

Bブロック

新日本プロレス公式より

“100年に一人の逸材”
棚橋弘至
※19年連続 19回目の出場/2007年、2015年、2018年優勝

“The Flamboyant”
ジュース・ロビンソン
※4年連続 4回目の出場

NEVER無差別級6人タッグ王者 “混沌の荒武者”
後藤洋央紀
※13年連続 13回目の出場/2008年優勝

『KOPW2020』保持者 “敏腕プロデューサー”
矢野通
※14年連続 15回目の出場

NEVER無差別級6人タッグ王者“HEAD HUNTER”
YOSHI-HASHI
※2年ぶり 4回目の出場

IWGPヘビー級&IWGPインターコンチネンタル王者
“制御不能なカリスマ”
内藤哲也
※11年連続 11回目の出場/2013年、2017年優勝 

“Cold Skull”
SANADA
※5年連続 5回目の出場

“英国の若き匠”
ザック・セイバーJr.
※4年連続 4回目の出場

『NEW JAPAN CUP USA 2020』優勝 
KENTA
※2年連続 2回目の出場

『NEW JAPAN CUP 2020』優勝 “キング・オブ・ダークネス”
EVIL
※5年連続 5回目の出場

ファンの方の中には、「あれ、ビッグネームいなくね?」と思う方もいるかも知れません。

しかし、プロレス界で考えれば、このラインナップのほとんどがビッグネームです。

改めて新日本プロレスの層は厚い。

書きたいことは山のようにありますが、この記事ではある試合について書いてみたい。

それは

ウィル・オスプレイvsオカダ・カズチカ

です。

 

オカダ越えという分岐点

ウィル・オスプレイ

新日本プロレスにオスプレイ選手を連れてきたのがオカダ選手ということは、誰の眼にも明らかなことです。

めきめきと頭角を現し、実績も数多く残しているオスプレイ選手ですが、オカダ選手には勝てない。

僕が思うに、オスプレイ選手は外国人ながら新日本プロレスの”ピープルズ・チャンピオン”になれる逸材です。

ハートがファンに伝わる選手なんですよね。

しかし、WWEの多くの現役選手が何かとオスプレイ選手の名前をあげる今、彼に対する「触手」はかなり迫っているようにも見える。

ここまで名前をあげられるのってちょっと珍しい。あからさまというか。

備わってきた実力と知名度、カリスマ性。

でも立ちはだかるオカダ選手の壁。

オスプレイ選手がオカダ選手を乗り越えた時、オカダ選手がオスプレイ選手に乗り越えられた時、各々の選手には勿論のこと、新日本プロレス的にも何かが大きく変わるターニングポイントになるような気がします。

プロレスの伝統

棚橋とオカダ、内藤とEVILのように、乗り越えるべきものと乗り越えられるものがいるのがプロレスというジャンルの面白さです。

その場面にはある種の複雑な心境が伴うのも事実。

カタルシスってやつですね。

「オカダに棚橋負けちゃったの!?」

「内藤がEVILに!?」

こういうサプライズを繰り返しながら、団体は進化していきます。

僕は、オカダ選手からオスプレイ選手がIWGPヘビー級王座をとった時が、この二人のストーリーのハイライトかと思っていました。

が、今回のG1公式戦でベルトの有無に関わらずそのハイライトが訪れそうな予感がします。

もし、念願のオカダ越えが成された時、オスプレイ選手がヘビー級として「IWGPという名のつくベルトへ進む大きな道」へとつながるのではないでしょうか。

優勝するしないに関わらず、オカダ選手から勝利することは現在のマット界において非常に価値のあることですからね。

新日本プロレス的にもジェイ・ホワイトというスーパーヒールと、ウィル・オスプレイというスーパーヒーローの二枚看板を立てることが出来る。

しかも両者ともまだ20代。

新日本プロレスの未来はとてつもなく明るい。

引き抜きさえなければですが。

 

見どころ満載『G1CLIMAX30』を楽しむために必要なこと

書きたいことが沢山あり、整理できないでいる状況。

それはいつにもまして混戦模様だからです。

「二冠どうするの問題」にも直結するであろうこの『G1CLIMAX30』において、一体どんな展開が生まれていくのか楽しみです。

とはいいいながら、一番切に願うのは、何事もなく興行が開催されることです。

選手も団体もファンも関わる人全ての健康が鍵になってきますよね。

秋開催、パンデミック下と未曽有の状況で繰り広げられる『G1CLIMAX30』の成功を願い、この長い記事を擱筆したいと思います。

≪END≫

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