結論からいうと、棚橋選手には不安も心配もしなくて良い。
これが僕の言いたいことです。
興行再開からタッグ戦線が盛り上がり、連日の不調でファンを不安な心にさせた観のある棚橋選手。
一転『神継承の儀』でファンの心をガッチリ呼び寄せたとも言えますが、棚橋選手のファンの方にとっては寂しくもあったかも知れません。
でも、何も心配しなくていいのでは?
完ぺきに仕上げたボディの先には?
『独自の世界観』を楽しもう
数か月前、『独自の世界観』というテーマをポッドキャスト上で発した棚橋選手。
勿論、何をもって独自の世界観なのかは、棚橋選手にしかわかりません。
ただ、神継承をしたから飯伏選手に全て託すとか、今の四強に入っていないとか、そういう風なマイナスイメージを持つよりも、既に完成された『棚橋弘至というジャンル』がそうさせている、と前向きに理解したい。
このブログでもたびたび言っていますが、クリス・ジェリコのように自由にプロレスを謳歌する棚橋選手もまた、カッコいいと思うんです。
勝敗というもの
単純に
「勝敗云々、棚橋選手には既に格があるから良いじゃん」
ということを言いたいのではありません。
ベルトがあって、そこを目指す。
負けたくない相手がいて、立ち向かう。
そういった上昇志向がないと、そもそも成り立たないジャンルがプロレスです。
リング上でのエアギターや「愛してます」など、「新日本らしくない」要素=エンタメ性をいち早く取り込み、批判を受けていた棚橋選手。
レスラーとしての結果を残しながらそれをやり続けたことで世間の目を覆しましたが、やはりその「身体」もその説得力の一つではないでしょうか。
その体を維持し続けることは、「プロレスラー」としての強い自覚や意志にも感じます。
絶賛配信中の『NJPW STRONG』でも、レスラー体つきに言及することの多い棚橋選手。
映え、というと今風ですが、やはりレスラーとして大事な要素がそこにはある。
プロレスは身体が仕上がっている=結果を残せるという単純なジャンルではありませんが、その体によって「プロレスラー」という存在が認知されやすいのも事実。
メディアで惜しみなく身体を披露できるのも、リング上のみならず世間に対しても「舐められたくない」という気持ちの現れですよね。
今回も完ぺきに身体を仕上げてきた棚橋選手、プロレスに対する情熱はまだまだ消えていません。
「どういう結末であれ新日本プロレスを見せつけてほしい」
解説でおなじみの金沢克彦さんは
「どういう結末であれ新日本プロレスを見せつけてほしい」
と神宮大会に向けての記事で書いていました。
金沢さん自身、今の新日本プロレスに何か思う部分があるのかもしれない。
いわば記事を通して新日本プロレスにエールを送っているようにも読めました。
誰しもわかっていることですが、メインイベントだけが「新日本プロレスらしさ」ではなく、第一試合であれセミであれ新日本プロレスの試合に変わりはありません。
神宮の熱い/暑い夜は
コロナ禍で初となる英語の実況・解説を付けた「英語版」世界LIVE配信が決定
したとのこと。
タイチ選手もザック選手も実力者であり、パートナーの飯伏選手もエネルギーがみなぎっています。
しかし、お膳立てはもう終了。
世界中に現在進行形の棚橋弘至をみせつけ、おいしいところは全部持っていって欲しいですね。
他の試合同様、セミもかなり熱い戦になりそうな予感。
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