変わりゆくプロレス界「プロレスリングZERO1新体制に関する緊急記者会見」
7月11日に行われた「プロレスリングZERO1新体制に関する緊急記者会見」を見ました。
まずはこの動画を。
マスコミの報道にもある通り、新オーナーとなった「ダイコーホールディングスグループ」の神長大代表取締役会長のあいさつが波紋となっていますが、この記事でそれについてはふれません。
ブシロードと新日本、サイバーエージェントとDDTのように、異業種が団体のオーナーとなっていく昨今、今回のゼロワンも同様の道を選びました。
コロナ化の中で厳しい戦いを強いられるライブエンターテイメント業界において、プロレス界も大打撃を受けています。
ファンとしては「ファンで居続けること」がこういった状況への貢献ではありますが、それにも限界がある。
よって、今回の新体制はそういった状況を乗り越えるため、新たなオーナーが手を差し伸べ、ゼロワンが握手をした形となったのでしょう。
変わっていくもの
勿論、オーナーが変わる事によって、従来のものから変わっていく部分もある。
会見ではブロックチェーンの技術を用い、ファン主導のマネージメントシステムを構築していくとのこと。※詳しくは会見の映像をご覧ください※
ブロックチェーン=怪しい、という認識はあるかも知れませんが、それは仮想通貨でのあんなことこんなことのイメージが強いだけであり、技術としては非常に優れているものです。
そう言ったビジネス面でも今後のゼロワンに注目ですが…根幹となるのは、やはりリングの上です。
変わらないもの
ブシロードが新日本プロレスを買収した際、ライガー選手(当時)はその会見で
正直、この話にピンとくるものはなかったです
とやや皮肉を交えて言い
レスラーである以上、じゃあやることはなにか。練習なんですよ
と言いきりました。
ライガー選手のとなりでフムフムとうなづいていた中邑選手も印象的でしたし、ライガーさんの言葉は「新日本変わっちゃうのかなぁ」と不安気味になっていた自分の心を安堵させてくれる言葉でもありました。
新オーナーになったところで、そのオーナーがリングの上にたつわけではありません。
エースである火野選手、選手会長になった田中選手の世界一を目指す、トップを目指すという熱い言葉にもある通り、選手がリング上で見せるプロレスが全てです。
田中選手と言えば、現在もっとも新日本らしい戦いをするNEVER無差別級王座の初代チャンピオンです。田中選手の魂のこもったあの激しい戦いが、石井選手をはじめとした新日本のレスラーに受けつがれていったと言っても過言ではない。
必殺のスライディングD(スライディング弾丸エルボー)のキレとインパクトが脳裏によぎるファンもいるのではないでしょうか?
そしてまた創始者の故橋本選手、そして現在のジュニア選手の憧れ的な存在である元新日本プロレスの大谷選手など、新日本プロレスと関わりのある選手も多い団体でもあります。
このブログは新日本プロレスファンの方が目を通すことが多いブログですし、僕もあまり他団体のことを知ったように書くのはどうかなと思いましたが、こういった情報もシェアしたく記事にしました。
時間があれば是非ゼロワンの新体制についてチェックしてみて下さい。
≪追記≫
田中選手のNEVER関連で調べると、あの時期ブーイングが絶頂期にあった内藤選手が散見されるので、内藤選手のファンの方はほどほどに調べる方が良いかもです。「ま・ず・は」とか懐かしい…。
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