IWGPヘビー級王者から感じた違和感
気になる”ニュース”があったのでブログに取り上げてみます。
本題に入る前に、まずこの東スポの記事で内藤哲也は統一組織設立に完全に「NO」とは言っていません。この記事を読んで悪い意味で解釈する人もいるのでは?せめて「違和感」くらいにしないと…。
ということはさておき、この記事の要点は二点。
1.プロレス界の統一組織設立については…
「本当に業界の発展のためにつくるなら俺は賛成ですよ。そして、もうとっくの昔にできてるんじゃないですか!? 窮地になったからつくる組織って、窮地を脱した後はまた問題が出てきそうな気がしますね」
(引用:東スポWeb)
2.休業補償については…
この時期の休業補償要請には難色を示した。
(引用:東スポWeb)
あくまでも私の考える二つの要点ではありますが、この二点に加え
「あれもこれもやった。もう打つ手がないってSOSならともかく、今の新日本はそうじゃないんじゃないかな。俺が出すアイデアを新日本が採用するとは思えないけど、お客様のために何ができるのかは真剣に考えていきたい」
(引用:東スポWeb)
と「俺が出すアイデア」という言葉も目につきます。
では、現役IWGPヘビー級王者=新日本プロレスの顔である内藤哲也の主張を踏まえ、私なりに現状を分析してみたい。
新日本プロレスは揺れているの?
統一組織設立への意見
新日本プロレスのオーナーの指針に意見を言う。
これは内藤哲也なりの流儀でもあるかも知れませんが、この時勢の中でそういった発言をするということは、今まさに足並みをそろえようというプロレス界に異議を唱えるような形にも捉えられかねないですよね。
統一組織設立といっても、有事の時に国などと”折衝”する際にプロレス界としてまとまった組織があった方が良い、そういった意味での統一組織です。
野球で言えば日本野球機構のようなものであり、日本野球機構があるからと言って全球団のカラーが失われるわけではない。
今回のような有事では新日本プロレスのように大きな組織ならともかく、興行ができない=死活問題に直結してしまう団体も少なくはないでしょう。
そういった状況を踏まえ国へ何らかのヘルプを求めるのか、興行に踏み切るのかを決定する上でも統一組織はあった方が良い。
内藤哲也の発言はそのようなプロレス界の現状を考慮しての言葉なのか?
或いは単に新日本プロレスに対する憤りを表現したかっただけなのか?
無観客試合への葛藤
あれもこれもやった。もう打つ手がないってSOSならともかく、今の新日本はそうじゃないんじゃないかな。
という言葉から想像できるのは、他団体が開催し、新日本プロレスでは開催されていない無観客試合も含まれていることでしょう。
ややおおざっぱに解釈をすれば、内藤哲也は、或いは選手側でも「あれもこれも」やりたい選手がいるということではないでしょうか。
様々な意見が出ることは組織として当たり前のことですが、新日本プロレス内部での足並みが気になるところです。
ノートランキーロ
「ねぇ、何マジになってんの?」
私に対しこのようなつっこみを入れる方もいるでしょう。確かに、これまで数多くの劇場を繰り広げてきた東スポと内藤哲也です。私の
マジレス
なんて笑止千万かも知れません。
しかし、彼は今日本プロレス界最大手・新日本プロレスのIWGPヘビー級王者であり、団体の顔です。
それが「個人の意見」だとしても、団体の顔と新日本プロレスとの間には考え方の相違があるのかなとついつい深読みしてしまう人もいますよね。
自らの団体、新日本プロレスの木谷オーナーが中心となって動いたプロレス界全体での要望書にも異議ありな様子ですし…。
俺が出すアイデアを新日本が採用するとは思えないけど
とありますが、そのアイデアが何なのかを聞くまでは「ノートランキーロ」になる方も多いのではないでしょうか?
今回の東スポ内での内藤哲也の発言は他団体も巻き込む内容になっているので、ちょっとした「事」になりそうな予感も…。いい方向に帰結してくれれば良いのですが…。
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