ザック・セイバーJr.がミュージシャンとしてデビュー?
まずはこのツイートから。
My debut LP is out soon on @OstgutTon pic.twitter.com/hrsLjBI7hR
— ZSJ. Ⓥ (@zacksabrejr) 2020年4月20日
このツイートに使われている写真は新日本プロレス公式でのインタビューにも使われている写真であり、それがインタビュー用のものなのか、或いはザック・セイバーJr.個人のアーティスト写真から提供されたのかは不明です。
と、思ったのもつかの間、公式サイトの写真にはつねに撮影者のクレジット的なものがついているはず。
なので再度公式を覗いてみると…
撮影/タイコウクニヨシ
タイコウさん…
ということは、ザックのツイートの
「My debut LP is out soon on @OstgutTon 」
というのはザックなりのジョークだったのでしょうか?たしかにこの写真は”ソレっぽい”写真に見えなくもないですしね。
いや、ザック・セイバーJr.のデビューLPのジャケットにタイコウさんの撮影した写真が使われるのも夢がある。
ザック・セイバーJr.のこのツイートの真意は定かではありませんが、ちょっとだけ真面目に考えてみたい。
ブライアン・イーノを尊敬するプロレスラー
古き良きものから新しいも創り上げる
僕は以前にもこのような記事を書きました。
この記事を簡単にまとめると、時流に乗らず関節技を主体とするレスリングスタイル、屈強な肉体がうずめくプロレス界でヴィーガンであること、政治への積極的なアプローチ、そしてアートを好む等々、今までのプロレスラー像では括れないプロレスラーそれがザック・セイバーJr. なんですという記事です。
「ブライアン・イーノを知ってるか? アンビエント・ミュージックを創り上げた人だけど、自分は彼のように古き良きものから新しいもの創り上げる。そういう人になりたい」
新日本プロレス公式サイト
「古き良きものから新しいも創り上げる」
今の彼のレスリングスタイルを見ていると、まさにそれが見て取れますよね。
先日のインタビューでも
俺は、レスラーとしての全てを日本に注ぎたいと思っていた。
新日本プロレス公式サイト
という言及があり、普段は辛辣な言葉が多い(むしろ辛辣な言葉しかない?)彼とのギャップにハートを掴まれたファンも多いのではないでしょうか。
では、もしザック・セイバーJr.が音楽を作るとしたら、それはどのようなものになるでしょうか?
※ブライアン・イーノは自身の活動の他にU2やコールドプレイのプロデューサーもしています。Windows 95の起動音を”作曲”した人でもあります。詳細はwikiで。※
歌モノではない
この記事ではブライアン・イーノだけを切り取っているので、ザック・セイバーJr.のトータルでの音楽的な嗜好を言い当てるものではありません。
ブライアン・イーノの自体の活動も多種にわたり、どの部分でイーノを見るかによっても変わってきます。
が、
アンビエント・ミュージックを創り上げた人
という言及に沿うのならば、インストゥルメンタルになることは予想の範囲内です。
そしてまた
OstgutTon https://www.ostgut.berlin/de/label/
というベルリンの音楽レーベルからリリースされているアーティストや曲を見ても、アンビエントか云々は抜きにしてもその傾向はあるでしょう。
Efdemin | A Land Unknown [Official Visual | Ostgut Ton]
適当にチョイスした曲ですがちょっとザック風味がw
アンビエント+ドイツ=CAN=クラウトロックとは単純すぎる解釈ですが、
「古き良きものから新しいもの創り上げる」
をモットーにするザックならばそういった要素も取り入れつつ彼なりの「新しいもの」を作ってくれるはずでしょう。是非聴いてみたい。
ザック・セイバーJr.のミュージシャンデビューはあるの?
たぶん、ありません。
「My debut LP is out soon on @OstgutTon 」
というツイートも彼なりのジョークであり、こんな風に反応してしまう僕のようなファンを楽しませるエンターテイメントでしょう。
しかし、彼の関節技のごとく、あらゆる方向からとんでもない仕掛けをしてくるのがザック・セイバーJr.です。
近い将来彼のLPが闘魂ショッ…いやレコード店で見れる日が来るかも知れません。
プロレスの自粛期間にともなってプロレスラーも様々なことに挑戦しています。
ザック・セイバーJr.のデビューLP
半分”マジで”期待しています。
≪END≫
≫≫【ブログランキングに参加しています】クリックにて応援して頂けると嬉しいです!プロレス界の最新情報も読めます!