プロレス時評

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ザック・セイバーJr.のIWGPヘビー級王者への道【唯一無二の存在へ】

ブライアン・イーノのように

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ザック・セイバーJr.

僕がこの英国人レスラーに興味を持ったのは、インタビューでの次のような言葉からです。

「ブライアン・イーノを知ってるか? アンビエント・ミュージックを創り上げた人だけど、自分は彼のように古き良きものから新しいもの創り上げる。そういう人になりたい」

新日本プロレス公式サイト

プロレスラーの口からブライアン・イーノの名前が出て来る、そんな時代が、いやそんなレスラーが出て来るとは思ってもいませんでした。

※ブライアン・イーノは自身の活動の他にU2やコールドプレイのプロデューサーもしています。Windows 95の起動音を”作曲”した人でもあります。詳細はwikiで。※

ビーガン、リベラルな政治的スタンス、アートに造詣が深くウィットに富んだ言動など、今までのプロレスラーの型にはまらないレスラー、それがザック選手です。

関節技を主体とするプロレスのスタイルは十分ファンに、そしてプロレス界に浸透しました。

そして彼のプロレスの”素晴らしさ”も十分浸透していることでしょう。

英国人で史上初のIWGPヘビー級王座という勲章を彼は掴むことが出来るのでしょうか?

 

鈴木みのるへのリスペクト

スズキは作家でもあるんだ。スズキは自分のしたいようにしか闘わない。誰かにとやかく言われる前に、自分の信念や誠実さを優先させているんだ。
(引用:新日本プロレススマホサイト)

 鈴木選手へ向けたリスペクトの言葉、これはザック選手自身のプロレスにも当てはまるでしょう。

ヘビー級のレスラーとしてはスリムな体躯と、アクロバティックな技が多い現在のプロレス界で関節技を主体としたレスリングを武器に戦っていくことは、並大抵のことではありません。

それは他のレスラーとは異なるキャラクターを持っているという差別化だけではなく、それを突き通す信念や誠実さをザック選手が持っているからでしょう。

 

英国人として史上初のIWGPヘビー級王者へ

ここ5年の外国人IWGPヘビー級王者を振り返ってみると、AJスタイルズ、ケニー・オメガ、そしてジェイ・ホワイトの三人です。

いわずもがなAJスタイルズ、ケニー・オメガは世界的にみてもトップオブトップのスターレスラーであり、ジェイ・ホワイトは外国人史上最年少でIWGPヘビー級王座を巻きWWEにもターゲットにされる若き逸材です。

次なる王者はオスプレイ選手かザック選手なのか。

一度は挑戦し、オカダ選手の前に敗れた彼。

英国人史上初ということのみならず、唯一無二のプロレスラーとして「高らかとIWGPヘビー級王座をかかげるザック・セイバーJr.を見たい」、そう期待するのは僕だけではないはず。

まずはジョン・モクスリー選手の持つIWGPUSヘビー級王座を奪うこと、それがIWGPヘビー級王座への道と繋がっていくことでしょう。

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