最強のベルトと最高のベルトを一つに。
飯伏幸太選手のそういった気持ちからぶち上げられたIWGPヘビー級王座とIWGPインターコンチネンタル王座の統一案。
新日本プロレスに移籍しやっとの思い出掴んだ頂点、その勢いのまま「プロレスを広める」という使命に向かうと思いきや、待っていたのは統一案に対する多くの反対の声でした。
IWGPヘビー級王座とIWGPインターコンチネンタル王座の統一にはなぜここまで反対の声が多いのでしょうか?
ファンの想いか進化をとるか
ファンの想い
統一案に関しては、ファン全員が「NO」というわけではありません。
しかしながら、目立つのは反対という声。
いっそのことファン投票でもやってみてはいいのでは?とも思ったりしますが、新日本プロレスのオフィシャルは何もこの件に触れていないので、現在は「飯伏選手が言っているだけ」の状態です。
- IWGPヘビー級王座の歴史はどうなるの?
- 各々に価値を高めれば良いんじゃないの?
こういった意見が多くあるということは、やはりファンそれぞれにもベルトに対する想いがあると言うことです。
レスラーとして人気と強さを兼ね備えたスーパーヒーローの飯伏選手。
何も無ければ順風満帆の王者としての船出だったのを、あえて自ら厳しい状況に追い込んだ理由は何なのでしょうか?
IWGPインターコンチネンタル王座の立ち位置
多くのファンが指摘する通り、IWGPインターコンチネンタル王座は難しい位置にあるベルトです。
- IWGPヘビー級王座
- IWGPインターコンチネンタル王座
- IWGPUSヘビー級王座
USヘビーが出来たことによって「国際的な」位置づけのベルトが二本あることになる。
本来の意味では、
インターコンチは海外のレスラーのIWGPヘビー級への登竜門的ベルトであり、
USヘビーに関しては2017年の「G1 SPECIAL in USA」でお披露目されたベルト、という以外に深い意味はありません。
「G1 SPECIAL in USA」でのUSヘビートーナメントでは石井選手や内藤選手も参加していたので、アメリカの地で競われるIWGPの選手権、と言った方が適切かも知れません。
今回の統一案には、時を経てこの二本のベルトの本来の意味も設定もめちゃくちゃになりつつある中、そういった曖昧な状況が整理できるというメリットもある。
USヘビーは言わずもがな世界的なスーパースター、ジョン・モクスリーが持っており、アメリカ戦略には欠かせないベルトに違いないので、インターコンチが消去法の先に来てもおかしくない状況です。
言わばこの統一案を「進化」と捉えるか「ベルト=歴史の消失」と捉えるかで大きく見方は変わってくるでしょう。
飯伏選手には彼なりにベルト&新日本プロレスを進化させたい想いがあり、一方ファンには歴史あるベルトがなくなってしまうのはいかがなものかという想いがある。
現時点では「進化」と捉えるファンが少ないのが、反対のが多い理由なのかも知れません。
まとめ
飯伏選手が統一案を成し遂げるためには、選手権に勝ち続けるしかありません。
そして、統一案に反対の選手はその飯伏選手を食い止めなくてはいけません。
しかし、IWGPヘビー級王座にしか興味のないSANADA選手の挑戦も結局二冠戦になってしまいました。
ならば、勝った上で二本のベルトを分断するしかない状況です。
個人的な意見をいうのならば、なぜ新日本プロレスはその是非は抜きとして統一に関して何も触れないのか。
ベルトの意義やデザインも変わってしまいそうな案に関して、言及があっても良いのでは?
それがないと「ただ飯伏選手が一人で統一と言ってるだけ」の状態になってしまいます。
寧ろSANADA選手との二冠戦があっさり組まれた時点で、新日本側は「統一には我関せず」のようにも見えてしまう。
後年になって「あの統一案って結局なんだったの?」となってしまいそう。
ここは是非新日本プロレスに「介入」してもらって、この状況をもっと盛り上げて欲しいものです。
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