「IWGPという名のつくベルトが欲しい」以前からそう語っていたザック・セイバーjr.
6月15日から興行を再開した新日本プロレスですが、7月11、12日のEVILに全てをもっていかれた感がある…
ように見えますが、必ずしもそうとは限らない。
僕にとって、ザック選手が「IWGPと名のつくベルト」を手に入れ、少年のような笑顔を見せていたことが印象的でした。
英国の若き匠ザック・セイバーjr.
このブログでも何度かザック選手のことを取り上げてきました。
その体躯、発言、プロレスのスタイルなど確固たる個性を持っている選手に間違いありませんが、プロレス愛を持っている選手でもある。
今回のパンデミックで当然母国に帰る選択肢もあったかと思いますが、チャンスを逃したくないという強い気持ちが彼を日本に居させたのでしょう。
だから最初っから言ってんだろ。ザックが日本に残った時点で、この結果はもう決まってたんだよ。何回も言わせんな。こいつがそれほどの本気を持って、俺と組んでやってんだよ。その気持ちにこたえなきゃいけないな。そのために、心配でしょうがなかった母国によ、帰らずに(日本に)残ってんだよ。
引用 新日本プロレス公式
タイチ選手のこの言葉からも、ザック選手の覚悟が伝わってきます。
勿論、身の安全や家族を考慮し帰国することも大事な選択です。
どちらも尊重されるべきであることは間違いない。
でも、ザック選手はIWGPという名のつくベルトを目指した。
新日本のリングに上がって3年目だが、IWGPの名のつくベルトを巻くのは初めてだ。タイチのおかげだ。日本を離れなくて正解だった
引用 新日本プロレス公式
ベルトにキスまでしたザック選手。
そう言えばランス・アーチャー選手もUSヘビーを獲った時喜びを爆発させていましたね?
IWGPと名のつくベルトを獲る難しさ
ランス選手がUSヘビーを獲った時の喜びっぷり。
彼自身のメジャー団体ではじめてのシングルのベルト戴冠という意味はありましたが、SNSでも半端なく喜びを爆発させていましたね。
夢をあきらめるな的な鼓舞も発信していました。
プロレスはベルトの価値が全てではありませんが、一つの勲章になることも事実です。
世界有数のメジャー団体である”ニュージャパン”のシングルのベルトを巻いたことは、大きな誇りにもなったでしょう。
見ているファンも嬉しくなってくるし、そして「ベルトは素晴らしいものだ」というプロレスの基本的な部分を再確認させてくれますよね。
今回IWGPタッグチャンピオンとなったザック選手のあの照れた感じも、なんだかプロレス少年のような感じがして良かった。
外国人選手にIWGPの価値を教えてもらっているような気もします。
IWGPへの憧れとザック・セイバーjr.の覚悟
繰り返しになりますが、社会的状況を踏まえ、母国に帰ったり、或いは遠征先から日本に帰って来たり、それらは当然考えうることです。
なので、日本を離れたり日本に帰ってきたりすることに良い悪いはありません。皆一人の人間なのですから。
しかし、それでも尚IWGPの名のつくベルトにこだわったザック選手。
いつの日かそのサブミッションのスタイルのままIWGPヘビー級のベルトを巻いて欲しい一人です。
そして、気になるタッグ戦線はどうなっていくのか?
もし鷹木選手がネバーを落としてしまったら、内藤鷹木組が名乗り出て来るかもしれませんね?
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