内藤哲也から考える理想の師とは?上司とは?

 

 

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読者の皆さまは昨日の『新日本プロレスTogetherプロジェクト』をご覧になったでしょうか?

一言で言い表すこと事の出来ないエキセントリックな内容でしたが、変わらぬ高橋ヒロムのヤンチャぶりに癒された方も多いはず。

プロレスに関するトークをじっくり聞きたかったファンにとってはやや斜めを行く内容ではありましたが、内藤哲也高橋ヒロム以外のラインナップもあるので、そういったことは以後のレスラーに期待しましょう。

今回のトークショーでは「師弟」という言葉がちょっとしたキーワードになっていましたよね。

この記事では、内藤哲也高橋ヒロムの関係性を通して「理想の師とは?上司とは?」を考えてみたいと思います。

(画像出典:新日本プロレスワールド)

 

 

内藤哲也は理想の師であり、理想の上司ではない。しかし…

師と上司の違い

まず、言葉の意味を見てみましょう。

上司…上司(じょうし)とは、組織において自分より役職が上位となる人物のこと。上役、上長という場合もある。対義語は部下。

…経験によって培った知識・技能などを伝授する関係で、伝授する側が師、伝授される側が弟子となる。
(Wikipedia

言葉の意味から言っても、個人事業主であるプロレスラーに「上司と部下」という関係性を見出すのは難しい。先輩と後輩ならわかりますけどね。

そしてまた、「(先輩に)指導される内容がバラバラ」ということも組織的ではないし、「俺のいうことだけを聞いていれば良い(内藤哲也)」ということも組織的ではない。

指示に統制がとれ、誰が抜けても仕事がまわる環境を組織は求めるものであり、このことからもプロレスというジャンルは一般的な組織論からはかけ離れたものと理解できます。

よって

…経験によって培った知識・技能などを伝授する関係で、伝授する側が師、伝授される側が弟子となる。

という方がしっくりくる。

しかし、一般的な企業であっても、内藤哲也のような「部下を受け止める姿勢」を持つ上司の存在は心強いですよね?

 

 

キャプテン内藤の人間力

指示系統がはっきりしなくて、コントのような仕事を繰り返している場面を職場などで見たことはありませんか?

「え…バカなの?」

とこちらが思ったところでも、「人間関係」や「言った言わない論争」で仕事がつまづいたり、つくづく組織とはおかしな部分を秘めているものです。

上がはっきりしないと、下は戸惑う。それを「今の若い奴ぁ…」と決まり文句のように言い、何も解決しないまま仕事がすすむ…。

ですが、上司だけが悪いわけではありません。口答えが多く仕事を進めない部下にストレスを抱えてしまう上司の方も多いはず。

私は義理人情や根性論とかあまり好きなタイプではありませんが、時に

「まぁまぁまぁ」

と調整できる人間力も必要だと思っています。仕事が出来る出来ない以前に、くだらない人間関係で仕事がまわっていないケースなどもありますからね。

先輩レスラーのいきあたりばったりの指示に戸惑う高橋ヒロムに声をかけた内藤哲也。本人は「自分の吸収してきたプロレスを教えたかっただけ」と謙遜しますが、そこには彼の「人間力」あったのだと思います。

流石野球とサッカーを掛け持ちしながら両方ともキャプテンを務めていただけありますね。

 

 

 

内藤哲也という環境

ジェイ・ホワイトの輝き

勘違いして欲しくはないのですが、ジェイ・ホワイト内藤哲也新日本プロレスに居ようが居まいが素晴らしい才能を持ったレスラーに違いありません。

しかしながら、昨年のインターコンチ戦で繰り広げられた2人のプロモーションによって、ジェイ・ホワイトというレスラーの言動に普段よりもじっくりと耳を傾けた方は多いはず。

のびのびと内藤哲也をコケにし、彼に唾を吐きかけるジェイ・ホワイトの姿を見ると

「お前のやりたいことをやれ」

という内藤哲也の気持ちが彼に伝わっているようでもありました。KENTA戦にしてもきっとそうでしょう。

内藤哲也は「俺に絡むと美味しい」とよく発言します。それは「俺という環境を活かせ」という彼からの合図であり、それを活かそうとしないレスラーたちへの辛辣な言葉にも納得できますよね。

 

 

やはり、棚橋イズムの継承者か?

棚橋になれなかった男、という異名は、今の内藤哲也にとっては何の影響もない言葉でしょう。

しかし、私個人の目線で言えば、内藤哲也の中には棚橋イズムがある。

それは「相手を受け止め、輝かせる」というイズムです。

プロレスラーという職業は、個人が基本となる職業です。団体と言うものの中での調和は大事ですが、個人の価値が「格」を決める世界でもある。

高橋ヒロムが受けた先輩レスラーのいきあたりばったりの指示は、「俺の言うことこそ正しい」という先輩レスラーたちの自身の「格」への意識がそうさせたものかも知れません。

では「俺のいうことだけ聞いていれば良い」と言った内藤哲也とその先輩たちは何が違うのか?

それは例え後輩であっても「相手を受け止める」という姿勢だと私は思います。

師弟、あるいは上司と部下。家庭、友達、恋人…。

どんな関係性であれ、自分ファーストだけでは成り立たないものであり、まずは「相手を受け止める」ということが大事なのでしょう。ごく当たり前のようなことではありますが、状況によってはなかなか難しいことでもありますよね。

 


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