BEST OF THE SUPER Jr.27
『BEST OF THE SUPER Jr.27』の全日程が発表されました。
今年の新日本プロレスのマットから予想するのならば、ヘビー級に転向宣言したウィル・オスプレイと鷹木信悟は参戦しない。
シングルマッチを終えたばかりのリュウ・リーと高橋ヒロムのタイトルマッチがすぐ組まれることは考えにくい。
となると、新たなレスラーの台頭が期待されますよね。
ということを前提に『BEST OF THE SUPER Jr.27』のニューヒーローを予想するのならば、僕はYOHを推したい。
もっと弾けて欲しい、という願いも込めて、ですね。
SHOの台頭 思い描いた未来は違った?
凱旋帰国後に開いた差
海外遠征前のSHOとYOHを思い出してみると、地味で真面目なSHOと、ユーモラスで余裕のあるYOHという印象が浮かびます。
棚橋弘至と参戦したDDTにて評価をあげたYOHに対して、「この選手はすごい」と思った方は少なくないはず。
現在の上村優也の醸し出す殺伐とした感じではなく、エンターテイナーよりの上手さです。
そして海外遠征を経ての凱旋帰国。
シングルプレーヤーとして台頭を見せたのはSHOでした。その鍛え上げられた肉体と、端正なルックスとは対照的な力強いファイトスタイルがファンに響いたのでしょう。
現在
「感情がない」
というような批判が先輩レスラーたちから降り注がれるロッポンギ3Kですが、そういったことを抜きにしてもシングルプレーヤーとしてSHOが一歩リードしていることは確かです。
では、YOHはどうやってこの状況を打開すればいいのか?
裏切りという名の存在感より前に
プロレス界では定番の「裏切り」
当然裏切った方が一気に注目を集めるわけで、スポットが当たっていない選手が一気に話題をさらう可能性を秘めています。
もしかすると、ロッポンギ3Kにもいつかそのようなことが起こるかも知れない。
一時的に二人の関係性に注目が集まるかも知れない。
しかし、そういった装置には甘えて欲しくはないですね。
プロレスに限らず、器用な人とは損をしやすいものです。
なんでもアベレージでこなす人は、ある意味目立たない。
何か一つでも突出している人の方が目立ちやすい。
アポロ55時代の田口隆祐が目立たない(目立てない)レスラーだったように、YOHもそうなってしまうのか。
ヘビー級で足踏み気味のEvilと同じく、彼も「一歩踏み出す」時期が来ていますよね。
そういった状況での『BEST OF THE SUPER Jr.27』で彼はどんな爪痕を残せるのか?
いい風吹くの?突風、暴風も時に必要
「いい風」という言葉の呪縛
さわやかなイケメンで器用なレスラーのYOH。
「いい風」
というものも大事かも知れませんが、時に突風や暴風も必要では?或いは「無風」でも面白いかも。
「いい風」
僕はこの言葉のためにいろんな「いい」を積み重ねているように感じますし、呪縛になってしまっているようにも見えます。
「いい」のためのプロレス、「いい」のための表情、「いい」のための振る舞い…窮屈ではないのかな?
BEST OF THE SUPER Jr.27でニューヒーローは生まれるのか?
YOHに対していろいろ書いてきましたが、YOHの既存のファンの方々にはあまり良い内容とは言えませんでしたよね。
しかし、器用な人間がそれを振り切って別な領域に進んだ時、一気に爆発する期待感がある。そういった期待を込めて記事にしました。
新日本プロレスのジュニア戦線をもっともっともっともっともっと面白くしてくれる鍵になる選手だとも思っています。
何やら新しいことが起こりそうな『BEST OF THE SUPER Jr.27』ですが、この記事にも書いてきたYOHが弾けるのか、或いは上村優也がニューヒーローとしてジュニアの景色を変えるのか、或いはメキシコ遠征中の”あの選手”が新日本を制圧するのか。
開催まで期間はあるので、あれこれ考えながらプロレスを楽しみたいですね。
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