価値ある石井智宏からの勝利
石井智宏の猛攻を耐え、NEVER無差別級選手権試合を制した鷹木信悟。
解説陣の真壁刀義への煽りがやや気になったものの、試合内容は鉄板とも呼べる内容でした。
細かなテクニックの応酬とは真逆の、ストレートにぶつかり合う試合。
NEVER無差別級選手権試合=必ずゴツゴツとした試合をしなければならないというわけではないのですが、そういう選手が集うベルトになりましたよね。
試合内容で言えば新日本でもっともハードルが上になりつつあるこのNEVER無差別級のベルトに、次は誰が挑戦するのでしょうか?
鷹木信悟はおいしい相手
好試合はお約束?鷹木信悟のプロレス
パワーレスラーでも、スピードのあるレスラーでも、どんな相手とも好試合を作れる男、鷹木信悟。
ゴツゴツした試合だけが彼の得意分野ではないでしょう。
ゆえに、彼と対峙するレスラーにはある意味「おいしい」相手でもあります。
僕としては若い世代と鷹木選手のぶつかり合いが見てみたい。
SHO選手、ヘナーレ選手が候補の筆頭かも知れませんが、YOHにも、そして辻にも名乗りをあげて欲しいなと。
あるいはカール・フレドリックスにも。
挑戦者の筆頭はSHOがリード?
挑戦者の筆頭はSHO選手と書いてみたものの、まだ明確はものは何もありません。
今までの鷹木選手との戦いの経緯、そしてこの前の解説席での緊迫したムードから、「そうなんじゃないの」と予想しているだけ。
でも、大抵そうなのがプロレスだったりするんですよね…w
シングル戦線に足をかけようとしているSHOへのファンの期待は大きく、それと同時に気になるのがYOHはどうするの?という現状。
このまま仲の良いタッグで行くのか、或いは内藤選手と裕二郎選手のような分裂に発展するのか。
タッグ王者として君臨するロッポンギ3Kの彼らに今すぐ何かが起こるわけではないと思いつつも、ヒリヒリした関係性も見てみたい。
過去棚橋選手と参戦したDDTのリングではありませんが、若干ヒールに振ったYOH選手も魅力的ですよね。
NEVERは若手が取り返すもの
初代王者は田中将斗
若手選手主体で興行が行われるNEVERのリニューアルを機に創出されたNEVER無差別級王座。
若手主体といいつつも、当時30代後半だった田中将斗選手が初代王者に輝きました。
田中選手が初代王者になった時点で、NEVER=若手というよりもNEVER=無差別級という価値に転換された気も。
30代後半と言えど、身体も技もキレキレだった田中選手。
彼の激しいプロレスは素晴らしく、その流れが今現在でも続いているような感じさえします。
でも、このままで良いのか。
確かに試合内容がある程度保証されているレスラーでしのぎを削った方が盛り上がることは事実です。
しかし、そろそろ若手の台頭も欲しいところ。
一昨日のタイガー服部引退記念大会にて、試合後真壁選手やヘナーレ選手と激しくやりあった上村選手や辻選手の上野毛ヤングライン勢。
特に辻選手に関しては上村よりもその存在感をアピールできていない現状なので、何かしらの爪痕は残して欲しいですよね。
鷹木信悟の次の挑戦者は誰?
NEVERに限らず、ベルトへの挑戦となると
誰々に負けているからNO
誰々に勝っているからOK
というオフィシャルではない暗黙のルールが発動してしまいますよね?
今の状況からすると、どこかで鷹木信悟からフォールを奪った選手が次期挑戦者に近づくのでしょう。
しかし
「ナンチャラ挑戦権利争奪戦」
などと銘打ったものでない限り、誰に勝っていようが負けていようが挑戦を要求することは自由なはず。
実績がさほどない若手選手でも
「鷹木さん、そのベルトに挑戦させて下さい」
といったストレートな言葉が発せられるようなシーンも見てみたいですね。
受ける受けないは王者(或いは会社)に委ねれば良いことなので。
大阪城のKENTA戦の後にバックステージで発せられた内藤選手の苦言は、こういうことなのかなと思ったりもします。
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