ケニー・オメガがAEW世界タッグ王座を戴冠
新日本プロレスを退団し、AEWと契約したケニー・オメガ。
先日行われた興行『AEW DYNAMITE』にてAEW世界タッグ王座を戴冠しました。
AEWでの初戴冠でもあり、新日本プロレスで彼の雄姿をみてきたファンにとっても喜ばしいことでしょう。※AAAの王座は除き、あくまでもAEWの王座※
何かと新日本との関係がとりだたされるケニー・オメガですが、新日本というキーワードがなくとも、輝ける選手ではないでしょうか?
AEWと新日本プロレスは別物
アスリートレスリング、或いはハイスパートレスリングと称されるケニーオメガのファイトスタイル。
棚橋弘至とのイデオロギー闘争も記憶に新しいですよね。
どちらかというとサイコロジーよりはその戦いの激しさでの印象が強いケニー・オメガなので、
「新日本に比べ、AEWにはケニーと戦えるレスラーが少ない。ゆえに輝けない。」
という声もあるでしょう。
しかしながら、僕はそうは思いません。
ケニー・オメガのAEWでの夢
AEWに入団し、レスラー兼副社長という大役を任されたケニー・オメガ。
いわばレスラー的な目線とプロデューサー的な目線の両方が要求される立場になりました。
女子部門の実質的なトップとして、彼のやるべきことは、まだ世間に公になっていない素晴らしい女子レスラーを発掘すること。
イオとカイリがNXTに行きスターダムは有名になった。しかし、スターダム以外にも選手はいるし、スタイルもある。そういうレスラーを紹介したい。
以前メディアにこのようなことをケニー・オメガは言っていました。
日本人レスラーで言えば、現在AEWのマットで活躍しているさくらえみがその筆頭でしょう。
彼女の底抜けに明るく、ユニークなレスリングスタイルは海外のレスラーと並んでもその存在感は霞みません。※若干滑っている時もありますが※
そしてまた、里歩戦で見せた師弟という感動=シリアスなサイコロジーも魅せれる稀有なレスラーです。
さくらえみは一例ですが、そういった優れた女子レスラーが集うプラットフォームを作ろうと、ケニー・オメガは考えているのでしょう。
ケニー・オメガの初戴冠を素直に祝福しよう
東スポのAEWの記事は少ない。
かつてあれだけケニー・オメガと懇意にしていた某記者も、さすがにAEWまでは手が回らないのでしょうか?それとも担当が違うのか。
その退団までの経緯から、ファンの一部からは「新日本プロレスを踏み台にした」という見方もあるケニー・オメガ。
しかしながら、レスラー人生というものはけして長くなく、自分の表現したいプロレスを目指すことは、彼に限らず全レスラーにとって当たり前のことです。
新日本を去ったから、祝福しない。
否。
僕は新日本で、いや日本でたくさんの素晴らしい試合を見せてくれた彼の初戴冠を素直に祝福したい。
そしてAEWの「今現在のケニー・オメガのプロレス」を楽しみたいですね。
≪END≫
↓タップにて応援して頂けると嬉しいです!他のブロガーさんも記事も読めます↓