プロレス時評

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WWE ThunderDomeを考える【新しいプロレス観戦の形】

パンデミック時代への答え WWE ThunderDome

【新しいプロレス観戦の形】『WWE ThunderDome』を考える【WWE】

徐々にその全貌が明らかになりつつある米WWEの『ThunderDome』。

僕は普段新日本プロレスを中心にプロレスを見ていますが、WWEやAEWのトピックもチェックしています。

今回は新しい観戦形式である『ThunderDome』について自分なりの記事を書いてみます。

『ThunderDome』の解説記事ではございませんのでご注意を。

 

WWE ThunderDomeとは何か?

簡単に説明すると、「バーチャルでファンをアリーナに迎えるという」というものです。

無観客のスタンドに巨大なLEDボードを設置し、そこにファンが映し出されるという仕組みですね。

※もっと詳しくThunderDomeを知りたい方は…ググりましょうw※

NBAでもMicrosoft Teamsの『Together Mode』を活用し、同じような試みを行っています。

 Together mode

Together mode

海外のプロレス情報サイト『wrestlinginc.com』によると

WWE also noted in the rules that they reserve the right to remove any fan from the live stream for inappropriate conduct or technical issues.

https://www.wrestlinginc.com/

という説明があります。

何かあったらファンをライブストリーミングから削除できる権利をWWE側が持っているらしい。

たしかに、会場にファンが訪れるのならば荷物のチェック、或いは応援グッズのチェックなど行えますが、『ThunderDome』ではそのあたりの確認はできません。

政治的なメッセージなど発信するファンや、不適切な何かを何かするファンも出て来るかも知れませんw

バーチャル=監視の強化、これも大事ですね。

 

進化するライブエンターテイメント

『WWE ThunderDome』と趣は違うかもしれませんが

news.yahoo.co.jp

先日このようなニュースがありました。

日本のトップアーティストである米津玄師さんとゲーム『フォートナイト』とのコラボレーションバーチャルライブ。

影響力・波及効果のある彼だからこそ実現し得た企画ですよね。

フォートナイトがそれで新規ユーザーをどれほど獲得できたかは不明ですが、フォートナイトを知らない多くの人々にその存在をプロモーションできたことは間違いないでしょう。

新しい技術というだけで関心を示す人は多い。

それ自体に興味がなくとも、技術が集客の発端になる可能性は大いにある。

『WWE ThunderDome』もまた、WWEに関心のない多くの人々にリーチできる可能性もありますよね。

 

ライブエンターテイメントの新しい未来

パンデミックが始まってからライブエンターテイメントが受けた打撃は計り知れず、それとともに新しい観戦形式を探る動きが出てきました。

いや、パンデミックがなくとも、一つの技術として既にそういった観戦形式の構想はあらゆる企業が模索していたはず。

実際の会場に、LEDを通して自分が映る。

今はまだ

「でもそれ、結局バーチャルでしょ?」

という人が多いかも知れない。

しかし、いずれそれがバーチャルという感覚で無くなる日も、そう遠くないのかも知れません。

プロレス界ではWWEがまずそこに踏み込みました。

現在でも圧倒的なスケールで他の団体を引き離しているWWEですが、この『ThunderDome』をきっかけにますますその差を大きくしていくのか。

そしてまた、日本のプロレス団体でも同様の動きを見せる団体は現れるのでしょうか?

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