新日本プロレスの親会社であるブシロードが、9月28日第15期(2021年6月通期)の定時株主総会を東京都内で開催しました。
そこでこのような質問が飛び出したようです。
ブシロードの株主総会で「新日本プロレスは以前(昭和の頃のプロレス)ほどの魅力がなくなっている」という気持ち悪い質問が飛んだことが確認されました
— ジャン斉藤 (@majan_saitou) 2021年9月29日
この質問に対し新日本プロレスの大張社長は
- 子供の頃から黒パンツ一丁での戦いに惚れ込んできた経緯があるので、そのご意見はわかる
- しかし、新規のファンもいる
- 命がけで戦う選手たちを全力でサポートしていきたい
- レスラーの思想や信条を自由に発信する場を大事にしたい
と回答。
かつて木谷オーナーは
「ジャンルはマニアが潰す」
と言いました。
大張社長はマニアを大事にしつつも、新規のファン、そして現代的なプロレスの表現の仕方を大事にしていきたいということなのでしょう。
しかし、僕個人の意見としては、ファンもまたジャンルの進化を理解すべきだと思います。
皆さまはこの問題についてどう思いますか?
ストロングスタイルの呪い?
昭和のプロレスとは?
昭和のプロレスと聞いて「これが昭和のプロレスだ!」とすぐに返答出来るファンはいるでしょう。
当時を生きていないライトファンでも、映像が沢山あるので知識として「昭和のプロレス」を楽しむことが出来る。
では、現代に生きつつも、その昭和的なプロレスを感じられる選手は誰?
やはりそれは柴田勝頼選手なのか。
シンプルなコスチューム、ハードヒットなスタイル、多くを語らない在り方。
こういった殺伐としたプロレスが少なくなってきている新日本プロレスに「魅力がない」ということなのか。
「あの頃は良かった」論との戦い
飲食店でもありますよね、「先代の方が味が良かった」とか。
要するにどんな物事にも「あの頃は良かった」という懐古趣味は付きまとうのです。
どちらが良いというわけではなく、猪木さんとオカダ・カズチカの試合は明らかに違う。
或いはヒールレスラー「反則介入」の凝り方も昭和とは大分違って来ているでしょう。
そしてまた、今は誰でもどんな情報にアクセスできる時代です。
SNSやYouTubeなどを駆使し、各レスラーが各々の見せ方でしのぎを削り合っている。
- レスラーの思想や信条を自由に発信する場を大事にしたい
もうプロレスをする、見る、アクセスする、そういったフォーマットが根本的に変わって来ているのです。
どのようなプロレスなら魅力があるのか?
僕は2010年くらいからプロレスに関心を持ち始めました。
本格的に見るようになったのは、オカダ選手が帰国したあたりです。
いわばブシロード体制とともにプロレスを見て来たことになる。
現代のプロレスは充分面白い。
だからと言って昭和のプロレス駄目かと言えば、そんなことは思いません。
極論、それは個々人の「好き嫌い」なだけでなのでは?
エンターテイメントとは、常に同時代的な「何か」と並行しているものです。
ファッションにしても、テレビ番組にしても、YouTubeにしても、車にしても、それぞれ業界特有のブームはある。
或いは、異業種のブームを取り入れる場合もある。
そうやってエンターテイメントは進化していくものなのではないだろうか。
リスペクトとエボリューションの間
昭和のプロレスが無ければ、平成のプロレスもないし、令和のプロレスもない。
時代を問わず素晴らしいプロレスはある。
しかし、進化していくものでもある。
オカダ選手やケニー選手のプロレスに魅了されているファンも、何十年か後には「令和のプロレスは良かったなぁ、オカダとか、ケニーとか…」と言っている可能性もあります。
ジャンルに排斥されるのか、或いはジャンルの進化を受け止め楽しむのか。
エンターテイメントを一方的に享受するだけではなく、積極的にジャンルに参加していくこともファンにとって必用なことなのかも知れません。
≪END≫
現在G1クライマックス31の優勝予想投票をしています。
気軽にご投票お願いします。
コメントも出来ますが選手への誹謗中傷は無しでお願いします。楽しい投票にしたいので。
期限は10月2日24時までです。
期限後に集計を当ブログでも発表します。
よろしくお願いします!
YouTube「般若プロレス」チャンネルもやってます。
ご興味あればご視聴&高評価&チャンネル登録よろしくお願いします!
≫≫【ブログランキングに参加しています】クリックにて応援して頂けると嬉しいです!国内外のプロレス最新情報も読めます!