最近の新日本プロレスはSHO選手の話題で持ち切りです。
長らくベビーフェイスとして活躍した彼が、その相棒であるYOH選手に三行半を突きつける形となりました。
現段階でSHO選手のヒール転向はまだわかりませんが、秒読みと言ったところでしょうか?
ファンの中では、とりわけSHO選手のファンは複雑な心境なはず。
- やさしいSHOはどこに行ったの?
- YOH選手と一緒に盛り上げるんじゃなかったの?
- もしかしてヒールに転向しちゃうの?
- ヒールに転向したらブーイング浴びちゃうの?
私見ですが、最後の「ヒールに転向したらブーイング浴びちゃうの?」を心配するファンは多いのではないでしょうか?
キラキラした声援に包まれていたSHO選手に、一転してブーイングの雨が…。
でも、全く心配することはありません。
ジェイ・ホワイトを見ればそれがわかります。
ジェイ・ホワイトのスマイルと善悪の彼岸
善悪の彼岸
善悪の観念をこえた無垢 Unschuldの人間像を追求し,力強い生の肯定と結びつく道徳を樹立しようとした。
コトバンクより
ジェイ・ホワイトは憎たらしいまでのヒールです。
反則介入をいとわないスタイル、傍若無人な発言。まさに暴君。
嫌いな人は半端なく嫌いでしょう。しかし、本当にそれがジェイ・ホワイトの全てなのか?
これは海外で数カ月前に開催されたミート&アグリーの一場面です(YouTubeより)。
お店には長蛇の列が出来、ジェイ選手は1人1人に丁寧にサインをしながら、談笑し、写真などをとっていました。
ナイスガイ過ぎる。
ナイススマイル過ぎる。
そう言えば内藤さんともスマイルの言い合いしてたような…。
そんなことはさておき、あの憎たらしいまでのヒールがこんなスマイルをするなんて。
極端に言うと、僕の中でファンサービスの鬼・棚橋選手とヒールで憎たらしいジェイ選手も「根底」の部分は何も変わらないと思っています。
もっと言えば、全てのヒールレスラーの心の中にこの「スマイル」は存在するでしょう。
プロレスとは「善悪の観念をこえた無垢」なもの
リング上で愛を叫び、リング回りを一周しながらファンと触れ合う棚橋選手は素晴らしい。
まさにファンサービスの神です。
しかし、リング上でなくとも、ジェイ選手にもそういう精神があることは明白です。
こういう二つの見方を持っていれば、プロレスはより楽しくなるのです。
確かに、プロレスには善悪は必用です。
悪と正義の戦いがサイコロジーとなり、お客さんを引き付ける。
しかし、コトバンクから引用した言葉の通り、プロレスとは「善悪の観念をこえた無垢」なものという一面もあります。
なぜなら、エンターテイメントだから。
ファンから憎まれるレスラーもいれば、支持されるレスラーもいる。
しかし、レスラー全員がプロレスというものを盛り上げようとする肯定感でパフォーマンスしていることは間違いないのです。
傍若無人で暴君なジェイ・ホワイトを応援したい、そしてSHOも
リング外でのスマイルと、リング内での狂気。
これこそまさにジェイ・ホワイトのプロレスラーとしての神髄です。
拡大解釈すれば、全てのヒールレスラーの魅力がそうかも知れません(私生活でヒールになるレスラーもいましたけれど…)。
SHO選手、これからどうなるのでしょう?
椅子を持って相手をぶっ叩いたり、ローブローしたり、テーブル攻撃もするかも知れません。
ベビーフェイス好きのファンからぶっ叩かれるかも知れません。
しかし、SHO選手のファンは後ろ向きにならないで欲しい。
SHO選手の心の根底にはプロレスを愛する「スマイル」は存在し続けているのだから。
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