三年前、クリス・ジェリコとの1年間にも及ぶストーリーを追え、2冠王を目標にスタートした内藤選手。
大きな夢を掲げ、ファンの気持ちごと大きな船に乗せたその航海は、2020年の東京ドームで見事な結果を残しました。
しかし、2冠王となり始まるはずだった華々しい船出も、パンデミックの影響で阻止されることに。
加えて盟友EVIL選手の造反から遺恨劇が始まり、シリアスな戦いが続いていました。
僕の個人的な感想をいうのならば、2019年から2020年の終わりまで、内藤選手はかなりのプレッシャーの中でプロレスをしてきたように見えます。
制御不能感は徐々に消え、団体をけん引するトップとしての重圧が、内藤選手を優等生に戻してしまったような。
でも僕はこうも思います。
タッグ戦線で、しかもパートナーがSANADA選手ならば、きっと制御不能な内藤選手は蘇ると。
【絶妙な三角関係】オカダ・内藤・SANADA
ライバル?ライバル以上?
かつてSANADA選手とは「対角線に立つ存在」と言っていた内藤選手。
オカダ選手からライバル認定されたSANADA選手。
内藤選手から猛烈にライバル視されていたオカダ選手。
オカダ選手にライバル以上の存在と言われた内藤選手。
何この関係?
韓流ドラマのオフィス内で展開されそうな複雑さ。
では、この三人の中で誰がもっとも気が気ではないのか?それは内藤選手のような気がするんですよね?
その理由を書かせて下さい。
まだ渡せない主役の座
タッグパートナーでありながら、SANADAには負けたくない。
勿論オカダにも負けたくない。
当然その刺激がリング上やバックステージでも出るはずです。
内藤「オレなんであんな嫌われてるんだろうなあ」
SANADA「まあでも……」
内藤「SANADAは? オレの事好き?」(内藤哲也 新日本プロレス公式)
こんなお茶目な内藤選手は久々に見たような気がします。
寡黙なSANADA選手を引っ張ろうとする意識もあると思いますが、あきらかに制御不能感が蘇っている。
SANADA選手のライバルであるオカダ選手も当然SANADA選手の試合はチェックしているでしょうし、内藤選手としてもオカダ選手に向けて良いアピールの場でもあるでしょう。
やはりオカダ選手は新日本プロレスの軸ですね。
SANADA選手とはライバルで、内藤選手とはライバル以上の関係なんですから。
絶妙な三角関係を楽しむ
この記事の最初の方で「韓流ドラマのオフィス内で展開されそうな複雑さ」と書きました。
プロレスってそういう「人間関係のもつれ」も面白い。
ヒロム選手とリー選手、ヒロム選手とデスペラード選手、リー選手とデスペラード選手とか。
或いは、棚橋選手と内藤選手、棚橋選手と飯伏選手、飯伏選手と内藤選手とか。
この尊敬しつつも負けられないという絶妙な関係性はまるでドラマのようです。
僕のプロレスの見方って変ですか?
でも、ただ戦って勝ち負けを競うのがプロレスではありませんからね。
成田選手と海野選手の関係性とか、まだ時期尚早ですが気になってますw
≪END≫
≫≫【ブログランキングに参加しています】クリックにて応援して頂けると嬉しいです!国内外のプロレス最新情報も読めます!